元マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマーをして「最大の後悔」と言わせた難物OS「WindowsVista」の不人気っぷりよく知られたところ。その中には「『ピンボール』ゲームが無くなった」という声もあったりするのですが、これはいったいなぜ無くなってしまったのでしょうか。答えは実に意外なところにあったのでした。 実は「ピンボール」は「移植に失敗した」そうなのです。 XPからVistaに以降する直前、Microsoftの開発者達は来る64bit時代に向けて、32bitOSであるWindowsXPの改修作業に追われていました。これは口で言うほど簡単な作業ではなく、数百万行のコードが改修対象となる大規模なものでした。 「ピンボール」もそんなコードのうちの一つ。Windowsには色々な無料ゲームプログラムが付属していますが、いずれもそんなに大規模なプログラムではありません。改修作業はすぐに終わる…