初のPCウイルス誕生からこの1月で20年。セキュリティ企業のF-Secureによれば、この20年でウイルス繁殖にかかる時間が大幅に短縮され、ウイルス作者の動機も変化した。 1986年1月に検出された初のウイルス「Brain」は、フロッピーディスク経由でコンピュータに感染するブートセクターウイルスだった。ディスク経由で感染していたため、ウイルスの発生から広範な拡散までには数カ月から数年かかっていた。 フロッピーディスクの衰退とともにブートセクターウイルスは消滅し、1995年にWindowsの脆弱性を突いたマクロウイルスが登場。ウイルスの繁殖にかかる時間は約1カ月に短縮された。 次いで電子メールの普及に伴い電子メールワームが登場すると、たった1日で世界に拡散してしまう状況に。さらに2001年にはBlasterやSasserなどのネットワークワームが出現し、わずか1時間で繁殖するようになった。
企業の書類の電子化を促すとされるe文書法。「e文書法ガイドライン」とも呼ばれる報告書を基に、電子文書に求められる技術的な要件を見ていこう。 企業の書類の電子化を促すとされるe文書法。しかし、誤解して理解していると、思わぬ落とし穴に陥る可能性がある。今回はe文書法によるところの電子文書の技術的要件について、2004年に経済産業省の「文書の電磁的保存等に関する検討委員会」がまとめた報告書を中心に2回に分けてポイントを見ていきたい。 この報告書は「e文書法ガイドライン」と呼ばれることがあるものの、民間企業に向けた政令によるガイドラインという公式な意味はない。ただ、電子文書の個別要件が府省庁によって今後定められる際の必要条件が示されており、間接的に企業に対する技術的な必要条件にもなってくる。前回も説明したとおり、これはあくまで必要条件であり、十分条件ではないので注意してほしい。 筆者はこの検討委員
大阪証券取引所は1月16日、吉本興業子会社でエンターテイメントコンテンツ配信を展開するファンダンゴのヘラクレス(スタンダード)上場を承認した。上場予定日は2月16日。証券コードは「3797」。 上場に伴い70万株(1単元=100株)の公募を行う(他にオーバーアロットメントによる上限10万株の売り出し)。公開価格決定は2月7日。主幹事は大和証券SMBC。 同社は63.5%を保有する吉本興業の子会社。フェイスが14.28%、KDDIが2.51%、NTTコミュニケーションズが1.01%を保有している。2005年3月期の連結売上高は55億5500万円、経常利益は8億7500万円、純利益は5億6670万円。
Gmailサーバに実装された? OpenOffice.org:月刊「OpenOffice.orgコミュニティ通信」――1月号(1/3 ページ) OpenOffice.orgのトピックは尽きることを知らない。Googleのオフィススイート騒動が記憶に新しいが、Gmail上でフォーマット対応したことに気付いている人も多いだろう。 OpenOffice.orgにとって、2005年は大きな飛躍の年だった。2005年、@ITでニュースアクセストップは「OpenOffice.org」(関連記事)であり、@IT/ITmedia両編集長が予測「2006年 IT業界はこうなる」のインタビュー記事では、「OpenOffice.org 2.0の登場はエポックメイキングでした」と語られている。そして、主役のOpenOffice.org 2.0は、12月末で総ダウンロード数5360万を超えた。 OpenOffice
この冬注目を集めたウィルコムの「W-ZERO3」。一時はオンラインストアのパンクを引き起こすほどの人気ぶりで(2005年12月12日の記事参照)、最近になってようやく入荷が安定してきたようだ(1月10日の記事参照)。 とはいえこのW-ZERO3、カメラがウリのマシンではないし、カメラのスペックも133万画素のCMOSとあまり高くはない。やはりここは、ほかの携帯電話とは違う視点でみなくてはと思う。 一番のポイントは、無線LAN環境下なら大きなファイルサイズの画像を平気で送れること。撮った写真をOutlookのメールで、気軽に送れる。もう1つはIEを搭載するWindows Mobileマシンであるため、IE上からファイルの送信ができること。撮った写真を自分のオンラインアルバムにその場で登録したり、ブログに貼り付けたり、mixiの日記に貼ったりできる。これはなかなか楽しい。3番目のポイントとして
「パッチのプレリリース版が誤って短い間あるセキュリティコミュニティーサイトに掲載されてしまった」とMicrosoftセキュリティ対策センターは認めている。 米Microsoftのセキュリティ対策センター(MSRC)は1月4日、Windows Metafile(WMF)脆弱性のパッチが流出したことを認めた。 WMFのセキュリティフィックスを準備する過程で、「このパッチのプレリリース版が誤って短い間あるセキュリティコミュニティーサイトに掲載されてしまった」と同センターのマイク・リーベイ氏は公式ブログで述べている。 その後ほかのサイトにもこのパッチについての投稿があった。こうした投稿は削除して、セキュリティアドバイザリの最新情報をチェックするよう同氏は勧めている。 WMFの脆弱性は12月末に報告され、既にこれを悪用した攻撃が仕掛けられている。Microsoftは先に予告したとおり、1月10日の月
Windows Metafile(WMF)脆弱性に対し、ESETから2つめの「非公式パッチ」が公開された。 Windows OSに存在するWindows Metafile(WMF)脆弱性に対し、2つめの「非公式パッチ」が公開された。 セキュリティ企業のESETは1月4日付けで、WMFの脆弱性を修正する非公式の「暫定パッチ」の提供を開始した。この暫定パッチは同社Webサイトよりダウンロードできるが、ファイルの詳細についての説明はない。 ESETは、アンチウイルスソフトウェア「NOD32」の開発元として知られている。同社はプレスリリースの中で、「MicrosoftのOSやソフトウェアは広く普及しているため、非常に多くのユーザーがWMFの脆弱性の影響を受けやすい状態にある」と述べ、脆弱性がこれ以上広がらないようにするため「速やかに予防措置を取るよう推奨する」としている。 WMFファイルの処理に関
HDMIファウンダーズ(日立製作所、松下電器産業、Philips、Silicon Image、ソニー、Thomson、東芝)は、1月5日から始まる「International CES(Consumer Electronics Show)2006」に先立ち、デジタル映像インタフェースHDMIの次世代版を発表した。おそらくHDMI 2.0と呼ばれることになるであろう次世代版HDMIは、後方互換性を保ちながら帯域を2倍に拡張し、より深い色深度をサポートする。 次世代版HDMIは従来と同じコネクタを使用しており、TDMSリンクも1リンクのみと既存のHDMIと同じだ。しかしiTDMSという新しいシリアルデータ転送技術を用いることで帯域が2倍に拡張される。これにより、より高画質、あるいはより高フレームレートの転送が可能になる。 色深度は1ピクセルあたり24ビット、30ビット、36ビット、48ビットをサ
2004年に初めて登場した携帯電話を狙ったワーム「Cabir」は次々と改良され、日本を含む世界各国で感染が確認されるにいたった。 エンタープライズチャンネルで2005年最も注目された話題は何だろうか? 年間ページビューランキングで6位となったのは「携帯ワームの『Cabir』が米国上陸」という記事だ。 携帯電話、中でもSymbian OSを搭載した携帯電話を狙うCabirワームが登場したのは2004年6月のこと。当初は、特に悪質なペイロードを持たない比較的無害な存在だったが、それでも「とうとう携帯電話を狙ったマルウェアが登場した」ことに衝撃を覚えた記憶がある。 それから1年のうちに、Cabirは進化を続けた。同じBluetoothを利用するにしても、より拡散しやすい方法が模索され、英国、イタリア、オーストラリアなどに拡散。2月に米国での感染例が報告され、3月には日本への上陸が確認された。 さ
大日本印刷(DNP)は、約35万のブログサイトを分析して流行語を抽出するシステムを開発した。14日には子会社のマイポイント・ドット・コムが日替わりで発信するサイト「BLOG360」をオープンしている。 大日本印刷(DNP)は、約35万のブログサイトが発信するRSSを収集・分析し、ブログユーザーで話題の中心となっている語句(トレンドキーワード)を抽出するシステムを開発した。 これを受けてDNPの子会社で、無料ポイントサービス「マイポイント」を運営するマイポイント・ドット・コムは、トレンドキーワードを日替わりで発信するサイト「BLOG360(ブログサンロクマル)」を12月14日に開設している。 トレンドキーワード(流行語)は、約35万のブログサイトが発信するRSSを収集し、解析を加え、トレンドキーワードの候補となる語句をすべて抽出する。その中から代名詞など、該当しない語句の削除を行った上で、独
さまざまなブロガーが、インターネット検索大手のGoogleからカレンダー形式のオンライン予定表サービスがまもなく発表されると主張している。登場すれば、Microsoftに対する同社の新たな一撃だ。 3人のブロガーが匿名の事情通からの情報として、「Google Calendar」が12月14日にリリースされると述べている。このサービスはGoogleのWebメール「Gmail」および地図サービス「Google Maps」と連携して機能するという。 「予定表をとても便利に管理できる」とブロガーのポール・ケドロスキー氏は書いている。「Googleもほかの会社と同じく失敗する可能性はあるが、それは猿がタイプライターでシェークスピア作品を書き上げるのと同じくらいの確率だろう」 Googleの担当者は現時点で電話取材に応じていない。 Googleに関してはいろいろな噂があふれているが、多くはブログコミュ
ニフティは11月24日、ブログサービス「ココログ」に、@nifty非会員でも2Gバイトのブログスペースを無料で利用できる「ココログフリー」を追加した。アフィリエイトリンクを張る機能や、ポッドキャスティング配信機能も装備した。利用には無料のアカウント「PLEASY」が必要。 同社が契約したアフィリエイト提供各社のアフィリエイトリンクを張る機能や、ポッドキャスティングツール「Podfeed」を活用して音声・動画をポッドキャスト配信する機能を備えた。 1日あたり、1ファイルあたりの最大アップロードサイズはそれぞれ40Mバイト。 従来の@nifty会員向け「ココログベーシック」「ココログプラス」「ココログプロ」も、来年3月をめどに、アフィリエイト機能やポッドキャスティング機能を追加していく。
マイクロソフトは11月14日カーブ形状キー配列を採用するワイヤレスキーボードとワイヤレスレーザーマウスのセット製品「Microsoft Wireless Laser Desktop 6000」(以下「Wireless Laser Desktop 6000」)を発表、12月2日より発売する。価格は1万2380円。 Wireless Laser Desktop 6000は、人間工学デザインに基づくカーブ形状キーボードを採用するワイヤレスキーボード、およびワイヤレスレーザーマウスのセット製品。ともに省電力ワイヤレスを採用、電池寿命は約6か月となっている。 キーボードには、画面上の画像やドキュメントをの拡大操作をダイレクトに行える「ズームスライダ」、および任意に機能を設定できるユーザー設定ホットキーを搭載する。 マウスは「Wireless Laser Mouse 6000」の同等製品となっており、
米Googleのホスティング型Web解析サービス「Google Analytics」が、無償化発表後、11月14日から15日にかけて、深刻なパフォーマンス問題に見舞われた。しかし、16日には安定したようだ。 「Googleは明らかに、14日に登録しようとするユーザーの数を低く見積もっていた」とトロントの弁護士アラン・ガハタン氏は話す。同氏はこの日、Google Analyticsに登録するのに何時間もかかった。 Google Analytics(旧称「Urchin on Demand」)では、ユーザーはオンラインマーケティングキャンペーンの効果を追跡したり、売上増加のためにWebページをどう修正するかを決めるために、自分のWebサイトを監視できる。 ガハタン氏は登録後、なかなかログインできなかった。ログインした後でも、サービスの動作が非常に遅く、「Google Analyticsはメンテナ
Expired:掲載期限切れです この記事は,Associated Press との契約の掲載期限(30日間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
東京証券取引所で11月1日午前、システム障害が起き、全銘柄の株式売買ができなくなった。東証によると障害の原因は、売買注文を受け付ける富士通製システムのプログラムミスだった。 証券会社などから売買注文を受け付けるシステムで朝から障害が発生。東証1部、2部、マザーズ上場株式と、不動産投資信託(REIT)、転換社債型新株予約権付社債(CB)など全2520銘柄について、午前9時からの立会取引を一時停止。午後1時30分に復旧・再開した(関連記事参照)。 東証で株式の全銘柄が取引停止になったのは初。 東証のシステムを利用している福岡証券取引所と札幌証券取引所でも一時、株式とCBの立会取引を停止した。 東証は10月8~10日の連休中に、注文処理能力を1日当たり620万件から750万件に増やすシステム増強を行った。その際新たに導入したソフトが、毎月末に自動で行われるデータ整理にうまく対応できなかったことが
オープンソース・コミュニティーにはさまざまな価値があるものの、現在のソフトウェア業界はMicrosoftが牛耳っており、その状況から完全に解き放たれることは、当分は見込み薄である。だが、Googleのおかげで、その日が来るのが早まる可能性はある。オープン・ソフトウェアを推進しているGoogleは、Microsoftに対する包囲網を形成しつつある。そして、その包囲網をさらに狭めながら、IT業界の様相を変える動きを見せている。 Googleは、企業規模はMicrosoftよりはるかに小さいものの、IT業界に対するインパクトには目を見張るものがある。同社の業績は、Microsoftが成長の初期段階だったころを凌駕している。しかも、Googleが次々と繰り出す動きの影響力は非常に大きく、Googleがいつの日かMicrosoftに取って代わる存在になるかもしれないという説の信憑性はかなり高まってい
InfoMakerは、メーラー型RSSリーダー「Headline-Reader」のメジャーバージョンアップを行い、同時にフリーウェア版となる「Headline-Reader Lite」の配布も開始した。 InfoMakerは10月26日、メーラー型RSSリーダーの定番といえる「Headline-Reader」のメジャーバージョンアップ版となるver.2の配布を開始した。シェアウェアで1,575円(税込)、30日間試用することができる。ver.1.xxのユーザーは無償でアップグレード可能。また、同時に機能を限定したフリーウェア版「Headline-Reader Lite」の配布も開始。どちらも、対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。 今回公開されたフリー版「Headline-Reader Lite」ver.1.00は、上位版である「Headline-Reader」から「RSS
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