伝説上の建国から西ローマ帝国の廃位まで実に1200年の歴史を人類史に刻み、紀元二世紀前半の最大判図の時代には東はアラビア半島から西はポルトガルまで、南はサハラ砂漠から北はスコットランドまでの広大な領土であったローマ帝国。紀元二世紀頃の地球の人口の三分の一はローマ帝国の領土内に生きていたという。 ローマ人は、子供の教育に熱心で、子供の教育は家長の一番の仕事であったという。父祖の遺風、どんな風に考えるべきか、いかに振る舞い行動すべきか、その基準を父親は若者に例示し、着実に伝えていった。ここにローマ帝国の繁栄の秘密がある。日本の武士道の考え方に通ずるものがあり興味深いです。 この荒廃した現代では、ローマ人に学ぶことは多い。
広野 彩子 日本経済新聞社NAR編集部次長 朝日新聞記者を経て日経ビジネス記者、2013年から日経ビジネス副編集長。日経ビジネスオンラインでコラムの執筆・編集を担当。入山章栄氏の著作『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』を担当。 この著者の記事を見る
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