福島県会津若松市は、市職員がタブレット端末を使って住民票などの証明書を発行するサービスを始めた。市民は申請書に記入することなく、職員の指示に従ってタブレットをなぞって署名するだけで済み、従来より簡単に証明書を受け取れる。全国初の試みという。 新サービスは「簡単ゆびナビ窓口システム」と名付けた。市役所、支所、市民センターの計9カ所で導入した。市は高齢者や障害者らに活用を呼び掛けている。 市役所市民課では、担当するフロアマネージャーが常駐。申請者から生年月日と電話番号を聞き取り、画面サイズが10インチの端末に入力して、本人確認を行う。証明書発行までにかかる時間は平均2分と従来より大幅に短縮された。 端末には、申請者の年齢、住所、家族構成に応じた健康診断など、行政サービス情報も表示される。 タブレット活用 電気使用量を自動表示 福島・新地町 http://www.kahoku.co.jp/