政府は、社会経験を生かして大学などで講師を務める実務家教員の養成を支援する方針を固めた。 来年度にも、研修プログラムを開発・実施する大学を地域ごとに指定して全国で受講可能な体制を整える。実務家教員の指導力を向上させ、社会人向けの「学び直し教育」を担う人材を確保する狙いがある。 実務家教員の養成支援は、政府の「人生100年時代構想会議」(議長・安倍首相)が今夏までにまとめる基本構想に明記する。 研修プログラムは、東京大学など一部の大学で行われている教員育成制度を参考に、シラバス(授業計画)の作り方や授業の進め方などを体系的に学べる内容とする。プログラムを開発・実施する大学には補助金を交付することも検討する。