わたしは最近、現在の金融危機の中でITが果たしてきた役割についてコラムを書いた。このコラムの内容を要約すると、次のようになる。「前代未聞にも、高価な教育を受けた多くの優秀な経営者が、ITに多大な費用を投資したにもかかわらず、自分の会社の財務的健全性をまるで分かっていなかった」 このコラムには多くの反響があった。それらは次のように要約できる。「あなたは本当に、誰か1人でも、今問題になっているいかさまを隠すのではなく、明るみに出すコンピュータシステムを開発するという、波風を立てるようなことをすると思ったのか」 なるほど。わたしが「少なくとも何人かの経営者は、普通の人のために立ち上がるだろう」と考えたのは間違いだったということだろう。 いずれにしても、政府は、金融機関という馬が納屋から出て行って随分たった後で、ようやく戸締まりを厳重にしようとしている。次に何が起こるのか。わたしは以下のように予想