タグ

ブックマーク / www.pressa.jp (11)

  • 地道にコツコツと仕事に向かい、そして悩む。25歳の「ワーキングピュア」たち

    25歳の若者たちは仕事に対してどんな意識を持ち、どんな環境で働いているのだろうか? そういう調査が連合(日労働組合総連合会)などによっておこなわれ、その内容をとても読みやすくまとめた『ワーキングピュア白書 地道にマジメに働く25歳世代』(プロジェクト25実行委員会、日経BP)を読んだ。 「はじめに」に、こうある。 25歳世代への取材を通じて見えてきたのは、彼ら、彼女らが、どのような環境にあっても、コツコツとまじめに働き、地道に生きようと努力しているという事実だった。 だれも皆、純粋にそして前向きに仕事と向き合おうとしている。 「ワーキングピュア」ということばは、そういう彼らの姿勢から名づけたそうだ。わたし自身が若い世代とつきあっている経験からも、当にそうだと思う。 いまの時代に、自分にとって的確なロールモデルを探すというのはとても難しいだろうなと思う。たとえば、終身雇用が当たり前の時

    地道にコツコツと仕事に向かい、そして悩む。25歳の「ワーキングピュア」たち
    tettu0402
    tettu0402 2015/10/27
    面白そう、読んでみよう。ロールモデルなんてないに等しいよね。
  • 週末に読む:向き合う人生『特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録』

    タイトルからすぐに「あっ!」と気づかれたかたもいるかもしれませんが、一部ではとても有名なブログ「特殊清掃 戦う男たち」を書籍化したものです。わたしも朝のキュレーションで、このブログの記事を何度となく紹介させていただいています。書が刊行されたのは2012年なので、もう2年も前のなのですが。 「特殊清掃」というのは、人間の遺体や動物の死骸、ゴミ屋敷のゴミなど、ふつうの人だととうてい扱えないような特殊な汚染を処理するお仕事。そういう仕事を専門に手がけている人たちがちゃんと世の中にはいらっしゃって、書ではその驚くべき仕事の内容を紹介されています。 とはいえ、興味位で気色悪いシーンやショッキングな話を次々描く、というような内容ではまったくありません。さまざまなかたちで人生が終わり、その事後処理に偶然にも立ち会うことで、その人と家族の生からさまざまな学びを得るというかたちで、はつづられていき

    週末に読む:向き合う人生『特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録』
  • 書籍のゴーストライターというエコシステム

    出版のゴーストライターというものに誤解している人が多いようなので、ここで実状を少し書いてみます。 経営者やタレントなど、プロの書き手ではないけれども「著名な人」が出しているのたぶん9割ぐらいは、ゴーストライターが代筆したものです。ここで「代筆」ということばを使ったのでわかるように、「著者」人の考えていることや体験談を長時間のヒヤリングをもとに代わりに書いてあげるというのが、ゴーストライターの仕事です。これを「著者と言いながら実際には書いていないじゃないか。偽物だ!」と怒るのはたやすいのですが、しかしこのゴーストという仕組みは出版業界ではそれなりに意味のあるエコシステムとして発展してきました。それを説明しましょう。あらかじめ言っておくと、私はタレントの世界はまったく知らないので、ここで語るのは経営者などのビジネス書のゴースト事情です。 ゴーストライターの仕事をしているのは、たいて

    書籍のゴーストライターというエコシステム
  • いま求められているのは、リベラルの再構築だ。

    いま求められているのは、リベラルの再構築だ。 2014.02.02 先日もTwitterで書いたのだが、いまの日は、「専業主婦が家庭で育児するのが日の伝統的家族観」というような現実の歴史と反する勝手な史観を振り回すオレオレ保守と、反テクノロジー・反経済成長を言い募る懐古主義的な和式リベラルという極端な二つの党派が前景化しているという、非常な奇妙な状況になってしまっている。 わたしはこの両極端ではなく、その間にいる多くの中間領域の人たちが重要だと考えているし、この人たちこそが次世代の日を背負う社会的中心層になるのは間違いないとも思っている。より具体的に言えば、経済成長を是とし、そのためのテクノロジーの進化も受容し、そのうえで分配政策を構築しなおして機会平等をこれからも実現していこうというような政治思想だ。政府に何でも頼るのではなく、自分たちであらたなコミュニティのあり方を模索し、若者を

    いま求められているのは、リベラルの再構築だ。
  • 「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(下)

    (中)からの続き。 少子化の時代にメディアは大丈夫? イマニシ君: 今後日の合計特殊出生率がもっと下がっていき、高齢化社会になると、さらにマーケットが縮小しますよね。そうなった場合に広告だとか出版業界はどういった対策をとればいいのでしょうか? 佐々木: そもそも根源的に、広告や出版業界に影響が出るほど人口が減ってしまうような時点にまでいまの広告や出版が維持されるのかということを考えた方がいいと思うよ。そこまで持たないんじゃないかな。 社会構造そのものが、今後はグローバルプラットフォーム化されていくのは避けられない。日語や日語の文化がなくなるわけじゃなく、日語のがキンドルストアで流通しているみたいな構造になるんですよ。 たとえば仕事を探すのにいまはリクナビを使ったり、職安に通ったりしてる。でも将来は、クラウドソーシングとかのプラットフォームがグローバルに普及して、インターネット上で

    「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(下)
  • 「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(中)

    (上)からの続き。 情報インフラはどう変わる? ジンボさん: 情報の流通のしかたが変わってきていることはどうお考えですか。私は、マスメディアの形がいろいろ変わってきている中で、人と人をつなぐ面もあるとして、まず基盤としての情報インフラがどうなるのかが気になります。 佐々木: たとえばどんなイメージ? ジンボさん: コンテンツが情報を広める軸になるんじゃないかなと考えています。たとえば雑誌とか映画とかのコンテンツの企画が生まれて、そこからまず情報が伝わっていくんじゃないかなって。 佐々木: 今後のメディア空間で、そういう基盤みたいなのは必要な考え方です。僕の私見なんだけど、これからのメディア空間はレイヤー化し、そこにモジュールが生まれていくという構図で捉えている。 レイヤーっていうのは「層」。コンテンツっていう層があり、配信プラットフォームっていう層があり、それからデバイス(機器)。パソコン

    「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」 〜就活生から「OB訪問」されてみた(中)
  • 「これからメディア業界でメシ食ってくってどうなんですか?」〜就活生から「OB訪問」されてみた(上) - blog for Smart Phone

    就職活動のOB・OG訪問をオンラインで実現するジョブカレというサービスがあります。 これは「OB・OG訪問を受けてもいいよ」と考えた社会人が、自分の空き時間と面会場所をサイト上で設定し、それに就活中の学生が応募するというマッチングサービス。若い人たちがやってるスタートアップ企業のサービスですが、なかなか面白い発想だと思います。この運営元企業Arinosから「佐々木さんもOB訪問を受けてみていただけませんか」と申し出があったので、さっそく実施してみました。昨年末のことです。 まず学生さんたちの自己紹介から。 オガワ君:僕は中東や東南アジアに興味があって新聞や映画などをみて現状を勉強していて、新聞社に入りその実情を日に伝えたいなという風に思っています。 キクカワ君:大学時代は、サークルは広告研究会に入っていてバイトは日経新聞の証券部の雑用をやってました。あとは国会事務所でインターンしてま

  • アルジェリア人質殺害事件とメディアスクラム

    アルジェリア人質殺害事件での被害者名の問題について、昨日もFacebookで書いた。私の意見を要約すれば、以下のようなこと。 つまり、新聞記者は『一人の人生を記録し、ともに悲しみ、ともに泣くため』などと高邁な理想で被害者の実名報道の重要性を語るけれども、実際にやってるのはメディアスクラムで遺族を追いかけ回しているだけ。つまり新聞記者の側は、「理想とすべき報道理念」を語っているけれども、遺族取材を批判する人たちは「現実の報道の姿勢」を問題にしているということ。 この乖離を埋める努力をしない限り、新聞記者の理念などだれにも理解されないよ、ということを書いたのだった。 しかしこの乖離を(たぶん無意識のうちにだと思うけれども)回避させている意見が、今日にいたってもあいかわらずマスメディアの側に目立っている。 たとえばカバの人が語るイメージ先行のメディア批判とメディアの説明責任というTogetter

    アルジェリア人質殺害事件とメディアスクラム
  • ゆるキャラ街ネタはニュースメディアの王となるか?

    神戸で10月上旬、「みん経ナイト2012 in 神戸」というイベントがあった。私もゲストとして参加したのだけど、これが関西ノリで非常におもしろい話満載だったので紹介してみたい。 「みん経」というのは「みんなの経済新聞」のことだ。2000年に最初にスタートした「シブヤ経済新聞」をはじめ、日各地に広がっている「街ネタのニュースサイト」のネットワークだ。編集プロダクションやウェブ制作会社などが業務のかたわらやっていることもあれば、NPOに運営されているところもある。ほとんど個人メディアのようなところもある。基的にはそれぞれが独立したメディアである。 現在では国内70拠点、さらにはバンコクやニューヨークなど海外4拠点にも広がっている。ローカル情報の集積地のようなものだ。 神戸で開かれた「みん経ナイト」には、近畿圏の「みん経」編集者たちが集まった。大阪にある3つの「みん経」(梅田、あべの、なんば

    ゆるキャラ街ネタはニュースメディアの王となるか?
  • blog - なぜフリージャーナリストは震災後に劣化したのか?

    2000年代半ばごろまでは、ノンフィクションの書き手が仕事を覚え、ステップを上がっていくという仕組みが雑誌業界の中にあった。正社員として新聞社やテレビ局、大手出版社などに在籍していなくても、20代の右も左もわからないフリーランスであってもプロのライターとして独りだちしていくスキームがあったのだ。 典型的なパターンとしては、週刊誌の契約記者から論壇誌での単独記事執筆へという流れがある。この週刊誌の契約記者というのは、ジャーナリズム志望者の入り口としては恰好の職場で、仕事はきつくて汚いものの、取材仕事を覚えられるし、そこそこの収入も確保できた。たとえば大手総合週刊誌の契約記者なら、仕事を選ばなければ月額30〜40万円ぐらい稼ぐことは十分に可能だった。 大手出版社の場合、社員編集者はたいていは3つの分野に分かれている。「文芸」「報道」「マンガ」だ。文芸は小説。報道は週刊誌や論壇誌、それに新書とノ

    blog - なぜフリージャーナリストは震災後に劣化したのか?
  • いま求められているネットメディアについてホリエモンと話した

    ※以下は7月9日(月曜日)配信のメールマガジン「未来地図レポート」201号から、特集記事のうちの1を全文転載したものです。メルマガは今月、通算200号を達成しました。サイトのmail magazineからお申し込みいただけます。なお7/9号のもう1の特集記事は「2ちゃんねる元管理人のひろゆきは逮捕されるのか?〜警視庁の捜査状況、その極秘情報について」。 インターネットはすべてを可視化する、と私は言い続けてきた。だが同時にいまのネットメディアの状況は、濃い霧の中をさまよっているような状況にもなっている。ネットメディアのマネタイズは困難で、個人ブログやツイッター、メルマガなどの圏域拡大によって苦境に立たされている商用ネットメディアは少なくない。 今後の課題は、このような状況を突破できるネットメディアが出現してくるだろうか?ということだ。そしてもしそのような可能性がまだあるのだとすれば、そ

    いま求められているネットメディアについてホリエモンと話した
    tettu0402
    tettu0402 2012/07/10
    クラスタ化とキャズム。たこつぼ問題。
  • 1