三角コーンが結ぶふたつのまち:小樽・渋川コラボ展示の経緯 渋川市立図書館公式Twitter中の人 2019年6月19日,「日本のまんなか」に位置する渋川市立図書館(群馬県)の広報担当は,受話器を耳に当てたまま土下座をするという器用なポーズを取っていた。見守る館員の目は点。館長の表情は蒼白。三者が息を殺して互いに身動きの取れないこの状況は,本来の意味は違うが「三すくみ」に似ていた。広報担当の電話の相手は市立小樽図書館(北海道)の館長さんである。なぜ,このような事態が発生したのか。 前日18日,渋川市立図書館は,公式Twitterでこんなツイートをした。「【悲報】 近頃,当館の安全を守る三角コーンが相次いで交通事故に遭っています。残念ながら当館の館長には,市立小樽図書館の館長さんのように,サイン付きの三角コーンを豊富にお持ちの義理の息子さんは存在しません。(略)」 三角コーンを豊富にお持ちの義