息子が 山菜 三歳になったのでつらつらと思い出しながら。 三年前の深夜、妻が「う、生まれる!」というので(ホントは寝てるところを無言で蹴飛ばされた)、当時 山菜 三歳の娘を起こして、家族一同予め用意しておいた荷物とともに車で 参院 産院へと向かった。娘はついに弟が世に現れるのと普段はしない夜のドライブで、急に起こされたにも関わらずずいぶんとごきげんである。 途中にルパンの車だったら大ジャンプするであろう登り坂の頂点があり、ガタコンとならんように最新の注意を払ってそこを越えたが後部座席からは呪詛ともつかぬ低い罵声が聞こえた。これについては今でもなじられる。 さて産院に登院し、ふと周りを見回してみるとなるほど深夜だというのに当直の看護師さんというのか助産師さんというのかが忙しく行ツタリ来タリシテオル、ハハア、ココガクリニツクトイウモノデアルカとひとりごちていると、一族郎党LDR室へと案内される