本物そっくりのカレーライスや天ぷら、チャーハン…。精巧に作られた「食品サンプル」に、思わずよだれが出そう。サンプルの製造販売などを手掛ける「大和サンプル製作所」(豊島区)が、今年で創業70年となる。今年はサンプル製造が事業化されて90年の節目でもある。都内でも特に歴史が古いという同製作所の歩みをひもとき、日本独自の発展を遂げたサンプルの魅力を味わおう。
衣服に火が付く「着衣着火」の事故が後を絶たない。昨年末には栃木県の芸術大で学生が作品用の鉄板を切断中、火花が服に引火し、重いやけどを負って亡くなった。家庭では特に高齢者の事故が多く、こんろで調理中に被害に遭うケースが目立つ。専門家らは、防炎加工されたエプロンを着用するなどの予防策を呼び掛ける。 (細川暁子) 「寝ぼけ眼で奥の調味料に手を伸ばした時、手前のこんろの火がパジャマの袖に燃え移った。気づいた時には、肘から手首に静かに燃え広がっていた」。千葉県に住む千葉深雪さんは数年前、朝食を料理中に経験した着衣着火の恐怖を振り返る。すぐ水をかけて火を消し、やけどにはならなかった。「それ以来、料理の際は緩めの服を避けるなど注意している」と話す。 消防庁によると、二〇一八年は百十一人、一九年は百六人、二〇年は九十五人と、年に約百人が着衣着火により死亡している。その八割以上が六十五歳以上の高齢者だ。医療
湯船にゆっくりつかって、心身ともにリラックス−。コロナ禍で在宅時間が増える中、入浴剤の人気が高まっている。寒い日が続き、まだまだお風呂が恋しい季節。専門家に入浴剤の選び方や楽しみ方、新しい生活様式を踏まえた入浴時の注意点を聞いた。 (吉田瑠里) 約二百二十種類の入浴剤を扱う名古屋市内のドラッグストア。竹内美紗店長(28)は「新型コロナが流行してから売り上げが伸び、売り場を広げた」とほほ笑む。「ぜいたく感を味わえる高価格帯の商品が人気。いろいろ試せるように一回分タイプも増やしている」 市場調査会社インテージ(東京)によると、二〇二〇年の入浴剤の売り上げは前年より15%増えた。二一年も前年比6・6%増。担当者は「外出自粛で温泉などレジャーを控える動きもあり、家庭での楽しみやリラックスのために需要が高まった」と分析する。 入浴剤大手バスクリン(同)が昨年三月、十五〜六十九歳の二千人に聞いた調査で
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