今シーズンから東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を務める野村克也氏。かつての選手時代も監督としても,その力量には定評がある。1990年~98年のヤクルトスワローズ(現東京ヤクルトスワローズ)監督時代は,4回のリーグ優勝と3回の日本シリーズ制覇と,指導力を存分に発揮した。 その野村氏が“宿敵”である読売ジャイアンツについて論じた本を出版したことを,Webサイトの書評欄で知った。昔のジャイアンツ・ファンとしてはちょっと気になり手にしてみた。「巨人軍論」(角川書店,角川oneテーマ21)である。 名将にして知将の野村氏だけに,選手から兼任監督時代の南海ホークスとジャイアンツの対比,ヤクルトスワローズや阪神タイガースの監督時代を通した対戦相手としての分析など,なかなかに面白く読み進んだ。「へえっ」と思ったのは,あの野村氏がV9時代の川上・巨人を目標にしていたというくだりである。 川上・巨人は確かに
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