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ブックマーク / rootport.hateblo.jp (32)

  • 貧乏になる人の特徴 - デマこい!

    ■貧乏になる人の特徴 私には、わりと幅広い所得階層の友人がいる。有名大学出身の経営者や金融マンから、ワーキングプアのフリーターまで、様々な階層の人と付き合っている。そして、貧乏な人ほど「自分には運がない」とぼやく。 ところが、詳しく話を聞いてみると、貧乏な友人たちは「悪運を引き寄せるような生活習慣」を持っている場合が多い。スーパーナチュラルでスピリチュアルな話をしたいわけではない。彼らは、偶然を合理的に操作できないのだ。 彼らの語る「不幸」の例は、いずれも回避可能なものばかりだ。 たとえば「5万円するクロスバイクを盗まれた」「肝心なときにパソコンが壊れた」「病院に行ったら重たい病気が発覚して治療費がかさんだ」等々。一見すると、たしかに運が悪そうに思える。が、話をよく聞くと、不幸を回避する努力をしていない場合が珍しくない。 「自転車を盗まれたら嫌だな〜って、前から思っていたんだよねw」なんて

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  • 廃課金ソシャゲはもういやだ/2017年スマホゲーム業界の課題 - デマこい!

    ■2017年、スマホゲーム業界の抱えた矛盾 ソーシャルゲームインフォの長谷部潤氏によれば、2016年には「これまでとは全く異なる性質を持ったユーザ層が、スマホゲーム市場に台頭し始め」たという[1]。 2015年までは、イノベーター理論でいうイノベーターやアーリーアダプター、アーリーマジョリティがスマートフォンを手に入れて、アプリを遊んでいた。ところが2015年半ばにはスマホの普及率が50%を超え、昨年2016年にはいよいよレイトマジョリティ層がスマホゲームで遊ぶようになったという。2017年にも、この傾向は続くだろうと氏は予想している。 ※画像出典:イノベーター理論とキャズム理論 – マーケティング is.jp レイトマジョリティ層のユーザーは、自分から積極的に情報収集をするわけではない。必ずしもゲームを熱心に遊ぶわけではないし、今までのユーザー層に比べて課金に対しておよび腰な人が多いだろ

    廃課金ソシャゲはもういやだ/2017年スマホゲーム業界の課題 - デマこい!
  • 日本が植民地にならなかったわけ/日本の「すごさ」の源泉 - デマこい!

    この画像はネット上に出回っているもので、第二次大戦前の世界地図だとされている。日とタイ以外の地域はすべて欧米の植民地であり、日が植民地化されるのも時間の問題だった。だから、日は反撃に出るしかなかった──。この画像には、しばしばそんな解説が添えられる。 しかし残念ながら、この画像はデマだ。 端的に言って、世界地図がこのような勢力図になった時代はない[1][2]。 日が開戦に踏み切った理由は、経済的な側面を考えたほうが理解しやすい。戦前の日は金属や燃料などの戦略物資のほとんどをアメリカから購入しており、常識的にはアメリカとの戦争は考えられなかった。ところが、盟友ナチス・ドイツがヨーロッパでのアウタルキー(自給自足経済)を確立しつつあることに触発され、自らもアウタルキーを目指した。これがアメリカによる経済制裁を誘発し、日はますます自給自足を目指さなければならないという循環に陥り、戦争

    日本が植民地にならなかったわけ/日本の「すごさ」の源泉 - デマこい!
  • 中国が世界制覇できなかった理由を「Civilization」から考える - デマこい!

    ニコニコ動画に投稿されている「17,000ヘクスの地球の歴史」というシリーズがとても面白い。 『Civilization』シリーズは、天才的ゲームデザイナーのシド・マイヤーが生み出した戦略シミュレーションゲームだ。プレイヤーは様々な文明の指導者となって、古代から現代までの歴史を再現し、自分の文明を育成する。勝利条件はいくつかあるが、世界でもっとも発展した文明を育て上げたプレイヤーの勝ち、というゲームだ。 シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI [日語:吹替え版] [オンラインコード] 出版社/メーカー: 2K Games 発売日: 2016/10/21 メディア: Software Download この商品を含むブログを見る プレイヤー同士で競い合うマルチプレイはもちろん、文明の指導者をAIに操作させることもできる。そして、AI同士で戦わせてどの文明が勝利するか実験してみようぜ、と

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  • なぜいい歳したオヤジが女子高生を愛好するのか/男が若い女を好きな理由 - デマこい!

    なぜ男は若い女を好むのだろう? それは、男がクソだから──。 と、言ってしまってはおしまいなので、もう少し深く考えてみたい。 俗説では「男が若い女を好むのは、若さが生殖能力の高さを示すからだ」とよく言われる。進化心理学者デビッド・M・バスも、若さが女性の繁殖能力の重要な手がかりになるからだと述べている[1]。女性は20代半ばがもっとも妊娠しやすく、流産しにくく、ハンディキャップのある子供も産まれにくい。だから、若い女を好む傾向のある男のほうが上手く子孫を残すことができた。かくして男の脳は若い女を好むように進化したというのだ。 しかし、ちょっと待ってほしい。 よく考えてみると、これってちょっと変だ。 女性は40代後半~50代で閉経を迎えるまで繁殖可能だ。ヨーロッパ社会に限らず、およそどんな文化圏でも末っ子を出産する平均年齢は38歳~41歳くらいである[2]。女性が生涯に産む子供の数は、むしろ

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  • 女の「上昇婚志向」と、モテない男について - デマこい!

    「日男女平等が進まないのも婚姻率が低下するのも、女性の上昇婚志向が悪い」という意見をたまに目にする。 上昇婚とは、夫の所得や社会的地位が、のそれよりも高いカップルが結婚することを言う。現在の日では、女性の社会進出が進んだと言われている。にもかかわらず、女性たちが上昇婚を望み続ければ、必然的に社会的地位の低い男はモテなくなる。 そもそも男女平等を唱えるなら、「男のほうが収入の少ないカップル」が増えたっていいはずだ。女性たちが上昇婚志向を捨てさえすれば、婚姻率は上がり、少子高齢化も解決するというわけだ。 ひゃー。 pic.twitter.com/6t4xA94JAG — 舞田敏彦 (@tmaita77) 2016年4月28日 日は世界のなかでも「夫のほうが高収入のカップル」が多い国だ。これを見て「日人女性は上昇婚志向が強い、けしからん」と考える人もいるかもしれない。 ところが、進化

    女の「上昇婚志向」と、モテない男について - デマこい!
    tg30yen
    tg30yen 2016/06/03
    女性が自分より年収の高い男を求めるのが普遍的で、日本は男女の賃金格差が大きいのなら、日本は結婚成立しやすい国になりそうな気がするけど。
  • 少子化の原因が分かったので対策書く/書籍『失敗すれば即終了』の補足 - デマこい!

    1.2人──。 これは2050年における老人と現役世代の比率だ。現在は老人1人に対して現役世代2.4人だが、30年少々でこれが半減してしまう[*1]。ホモ・サピエンスには20万年以上の歴史があるが、これほど苛烈な高齢化社会が出現したことはない。まるで〝サイエンス・フィクション〟のような世界に私たちは向かっている[*2]。 社会福祉は崩壊し、年金は有名無実のものになるだろう。日語の通じない外国人介護士に虐待されて、殴られるのが怖いから糞まみれのオムツを枕の下に隠す。あるいは、一人暮らしの自宅で転んで骨折し、助けを呼べないまま餓死を待つ。これは妄想ではない。将来、私たちが直面する未来だ。 現代の医療なら、多くの人が100歳近くまで生きる。いま60代だからといって、少子高齢化のもたらす地獄から逃げ切れると思ったら大間違いだ。30年後、あなたは何歳だろう? 幸いなことに、出生率は死亡率ほど正確に

    少子化の原因が分かったので対策書く/書籍『失敗すれば即終了』の補足 - デマこい!
  • サルでも分かる商売のしくみと経営者の役割 - デマこい!

    たとえば、だ。 「100万円のボーナスを出すから大学を辞めて入社してくれ」という会社があるとする。その会社の経営者は、離職率80%という数字を恥ずかしげもなく公表していたとする。 いわく、 「大学で勉強したことなど役に立たない」 「学費がもったいない」 だから大学をやめてうちの会社に入ったほうがトクだという。 いわく、 「定時退社をする人よりも残業をする人のほうが会社を辞めない」 「なぜなら仕事で大切なのは『やりがい』だからだ」というのだ。 あくまでも、たとえばの話である。 では、「100万円もらって大学をやめる」のは当にトクだろうか? また、「仕事では『やりがい』が大切だから、離職率の高さは恥ずかしくない。やりがいを感じる20%が残ればいい」という判断は妥当だろうか? ■大学中退は6000万円の損 新卒一括採用が普及している日では、人材育成は民間企業で行われてきた。来なら職業訓練を

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  • 私たちがネットで失ったもの/YouTuberが必要とされるわけ - デマこい!

    「2.5%だってさ」 居酒屋で鍋をつついていた。大手メーカーで企画開発をしている彼は、どこか投げやりな口調だった。 「何が?」 「イノベーターと呼ばれる人の割合だよ」 「ああ、『イノベーター理論』の」 マーケティング理論の1つだ。新製品を世に出すと、まずは「新しいもの好き」な消費者が飛びつく。彼らを〈イノベーター〉と呼び、全消費者の2.5%だと言われている。 「だけど、これって多すぎると思わないか」彼はビールジョッキを置いた。「たとえば潜在的に100万人の需要が見込める市場に向けた製品なら、最低でも2万5000人は買うことになるだろ」 「単価4,000円の製品なら、それだけで1億円の売上だよね」 「どう考えても楽観的すぎる。モノを作って、定常的なプロモーションをするだけで、そんなにたくさんの消費者が飛びつくなんて……今の日ではありえないよ」 わずか10年前と比べても、モノを売りづらくなっ

    私たちがネットで失ったもの/YouTuberが必要とされるわけ - デマこい!
    tg30yen
    tg30yen 2014/12/08
    ネットで「みんなのおすすめ」が簡単にわかりやすくなった。
  • 貧乏人に教育は必要か? - デマこい!

    貧乏人はネズミのように子供を作り、低教育・低賃金な労働力の供給源となればいい──。 世の中には、そう考える人がいるようだ。 しかし、この発想にもとづいた政策がうまく機能するとは思えない。賛同する親がいないからだ。世の親たちの大半は「教育の力」を信じており、より高度な学識を子供に与えようとする。 では、なぜ親たちは高度な教育を望むのだろう? ※1908年サウス・カロライナの児童労働者の写真、らしい。この時代に戻ったほうがいいと考える人もいるようだ。画像はpixabayより転載。 まず認識しておきたいのは、グローバル化の進む社会では労働運動が力を失うという点だ。 労働者たちがストライキをすれば、経営者たちはより安くで働く移民の受け入れを拡大せよと政府に迫るだけだ。もしくは生産拠点を海外に移す。国内の雇用が失われることになるが、そもそも企業の存在理由は利益を追求して資家に分配することであり、失

    貧乏人に教育は必要か? - デマこい!
  • なぜ消費税の増税は必要なのか? - デマこい!

    増税には、景気を冷ます効果がある。 だから、たいていの経済学の教科書には、バブルに陥る危険があるときに増税をしなさいと書いてある。現在の日経済は、ようやく景気回復のきざしが見えてきた。このタイミングでの消費税の増税は、経済を失速させるリスクが高い。多くの研究機関が増税後のマイナス成長を予想しており、景気失速から回復するには最短でも1四半期はかかるだろうと言われている。 では、なぜ消費税は増税されるのだろう。 たしかに日の財政赤字は深刻だ。しかし、いま増税しないと半年以内に財政破綻するというレベルではない。もうしばらく様子を見て、バブル一歩手前ぐらいまで好景気になってからでもいいはずだ。 にもかかわらず、なぜこのタイミングで増税するのだろう。 消費税の増税が必要な理由について考えてみたい。 アベノミクスは、「景気をよくするためにすべきこと」を大盛り全部載せでやっているようだ。 現在の経済

    なぜ消費税の増税は必要なのか? - デマこい!
  • 物語の作り方/感動させる技術 - デマこい!

    誰もが「物語」を求めている。 スティーブ・ジョブズの魅力的なプレゼンには、「三幕構成」という作劇法が応用されていたという。iPhoneが一台あれば映画を作れる時代だ。今ほど「物語」が求められている時代はない。にもかかわらず、物語を作る「技術」の重要性に気づいている人はまれだ。物語作りに必要なのはセンスだけ──と、素朴に信じている人は多い。 物語作りにも、技術がある。 なかでもシド・フィールドが体系化したハリウッド式の「三幕構成」は、汎用性と自由度の高さが魅力だ。脚製作の現場だけでなく、商談につかうプレゼンや、WEBメディアの記事執筆(※ブログを含む!)、飲み会のときの「滑らない話」にいたるまで、およそ物語性を持つほとんどのものに応用できる。ジャンルを選ばず実用可能な、ほぼ唯一の技術といっていいだろう。 今回は「三幕構成」がどのようなものか、ざっくりと紹介したい。 三幕構成を説明する前に、

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  • お金で買っていいモノ、買ってはいけないモノ/『のんのんびより』第10話の感想 - デマこい!

    アメリカの小学校の話だ。 読書の習慣をつけさせる実験として、8歳の子供にを1冊読むごとに2ドルを与えたという。 みなさんはこの実験をどう感じるだろう? 「読書の習慣が身につくなら、きっかけがカネでもいい」と考えるだろうか。それとも「読書来、知的好奇心を満たすために行われるべきで、カネを渡すべきではない」と考えるだろうか。 ■マイケル・サンデル: なぜ市場に市民生活を託すべきではないのか? 子どもの成績向上に金銭的インセンティブを与えることをはじめ、アメリカではあらゆるモノの市場化が進んでいる。遊園地の列に並ぶ時間、刑務所の監房、あらゆるものがカネで取引されている。遠からず、日も同じ道をたどるだろう。もはや市場経済ではなく「市場社会」だとマイケル・サンデルは言う。 貨幣制度は、取引を便利にして経済全体を豊かにするためにある。現生人類にはおよそ25万年の歴史があるが、貨幣が誕生したのは

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  • その子はなぜ大人の言うことを聞かないのか? - デマこい!

    保育園のころ、魔法を使える先生がいた。 その人のことを、ここでは「まこ先生」としよう。30代前半で、職場では中堅のスタッフとして活躍していた。もちろん当時の私はあまりにも幼く、先生たちの年齢をきちんと把握していたわけではない。「若い先生/大人な先生/おばあちゃん先生」……それくらいザックリした認識しかできなかった。子供ながらに「まこ先生は頼りがいのある大人の先生だ」と思っていた。 まこ先生は、私が5歳のときの担任だ。 私が通っていたのは公立の保育園だ。高所得家庭の子供だけが集まる(?)私立保育園ならいざ知らず、様々な境遇の親たちが子供を預けていた。 とくに私の学年には、近隣の悪ガキどもが集結していた。暴れる、噛み付く、ひっかくのは当たり前。おもちゃはすぐに壊され、床や壁は汚される。みごとに手のかかる子供ばかりだった。すり傷やたんこぶは日常茶飯事だったし、親たちもいちいち目くじらを立てなかっ

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  • 自分の頭で考えさせる教育/ルールを守らない子の育て方 - デマこい!

    教育は変わった、らしい。 かつて、いい会社に入るためにはいい学校を出る必要があり、いい学校に入るためには幼い頃から塾に通わせる必要があった。いい小学校、いい幼稚園、いい胎教……。日には厳密にルール化された「トップレベルへの登り方」が整備されていた。 ところがインターネットの発達はあらゆる分野の競争を加速させ、既存のルールで学ぶだけではトップになりづらくなった。もっとも優れた将棋棋士がネット対戦で技を磨き、もっとも優れたイラストレーターがpixivで筆をふるっているように、インターネットによる情報収集と競争を経験しなければ、どんな分野でもトップレベルにはなれない。少なくとも、そういう時代が近づいている。 ここには矛盾がある。 まず押さえておきたいのは「トップレベルを目指す教育は子供をしあわせにしない」ということだ。トップレベルを目指して激しい競争を経験させても、しあわせを掴めるのは一握りだ

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  • ネットでは「誰が言ったか」よりも「何を言ったか」/匿名主義の信条 - デマこい!

    ブログを始めたとき、匿名で行こうと心に決めた。 経歴も肩書きも秘密のまま、どこまで行けるか試すことにした。理由は2つある。まず、ブログは共感と代弁のメディアだからだ。そして、ネットでは「誰が言ったか」よりも「何を言ったか」が大切だと信じているからだ。 この2つの信条を証明したくて、私は匿名で書き続けている。 ◆ ブログの面白さは、自分によく似た他人と出会うことにある。 「自分の思ってることを言葉にしてくれる人がいた!」 「自分のモヤモヤをズバッと説明してくれる人がいた!」 そういう書き手に出会うことが、ブログを読むときの喜びだ。だからブログの書き手は、余計な経歴など明かさないほうがいい。どこの誰とも分からない無色透明な存在でいたほうがいい。読者は自分の望む「書き手像」を自由に想像できるからだ。 たとえば年収150万円で生きられると訴える人が、推定年収500万円であることをどう考えるのか。ニ

    ネットでは「誰が言ったか」よりも「何を言ったか」/匿名主義の信条 - デマこい!
    tg30yen
    tg30yen 2013/10/14
    IDがあって、過去の発言が終えるのなら、実名でなくても誰が言ったかは成立する。匿名で書きたいなら増田でかけよ。
  • 自分を論理的だと思っている人へ/論理的思考は魔法の杖ではないって話 - デマこい!

    ここ数年、「論理的思考」がバズワードになっている。 論理的思考を磨かなければと誰もが強迫観念にかられ、今では「ロジカルな人」が最高の褒め言葉だ。40年前のサラリーマンが「モーレツ」であることを誇りに思い、10年前のビジネスマンがチーズはどこに消えたのか頭を悩ませていたように、現在の日では「論理的思考」が尊ばれている。まるで、魔法の杖のように。 論理的思考さえ身につければ何もかも解決できる。あらゆる失敗の原因はロジカル・シンキングの不足にある。そんな「論理的思考万能説」が、今の日には蔓延している。こうした万能説を唱えること自体が論理的思考の不足なのだが、そのことに気づかない人も多いようだ。「論理的思考」への絶対の信頼は、もはや信仰に近い。 たしかに論理的思考は便利だ。しかし、万能ではない。 そこで今回は、論理的思考へのよくある誤解を4つ取り上げたい。論理的思考に何ができて、何ができないの

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  • ネオヒルズ族の「ヤバさ」について - デマこい!

    やっぱりネオヒルズ族はヤンキー向けに商売してるっぽいね。パーティーのゲストにメンズエッグのモデルを呼んだり、(ネットより)テレビで話題の人を呼んだり……。わかりやすくヤンキー狙いなのが見て取れる。 Rootport(@rootport) ネオヒルズ族の何がヤバいかと言えば、彼らによってあぶり出された「日人のカネのセンスの無さ」がヤバい。「○秒で×億円稼ぐ!」というキャッチコピーが刺さるのは、「稼ぐ」という言葉のあいまいさを知らない人だけだ。給与報酬なのか、収益なのか、利益なのか、それともキャッシュインなのか……。初歩的な簿記の知識があれば、「稼ぐ」という日常語のあやふやさを知っている。しかし日では、そういう知識を持たない人がたくさんいる。少なくとも、情報商材ビジネスを成立させる程度には、日人はカネのセンスに欠けている。 機械との競争 作者: エリック・ブリニョルフソン,アンドリュー・

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  • ガマンするのは仕事じゃないよ。 - デマこい!

    先日、某一部上場企業の財務系職種の方々とお仕事をした。 なんというか、べらぼうに優秀な人たちだった。税法や会計基準に精通していて、会社の取引を隅々まで把握している。当然、社内だけで決算書作成や税金計算を行える体制になっていた。その部署の平均年齢は四〇代半ば。バブル崩壊後に新卒採用を絞った典型的な日企業だ。もちろん彼らは、会計士や税理士の資格を持っているわけではない。しかし日々の管理業務を淡々と確実にこなせる、いぶし銀の社員たちだった。 そして、彼らの年収が驚くほど安かったのだ。 (※さすがに具体的な数字は言えないけど) 大手ゼネコンに勤めてる親父の給料wwwwwwwwwwwwww http://squallchannel.doorblog.jp/archives/21390101.html ※日では「職種」よりも「会社名」が優先される。なぜなら人事異動でたらい回しにされるため、特定の職

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  • “消費の時代”から“生産の時代”へ - デマこい!

    ニコニコ動画やPixivなどの登場する“前”と“後”で、私たちの価値観は大きく変わってしまったようだ。「カッコよく 消費すること」が至上の価値だった時代から、「カッコよく 生産すること」が重視される時代になった。商品や情報をただひたすら飲み込むだけでは、もはや“カッコ悪い”と見なされる。制作物や情報を発信してこそ“カッコいい”と評価される――。 当に、そういう時代になったのだろうか? 当だとしたら、変化の原因は何だろうか? 1.情報爆発 いまの中高生には想像できないかもしれないが、かつて“消費の時代”があった。いい年した大人たちが、あるいはすべての子供たちが、消費しかしない時代があった。CM放映されたものをいち早く買ったやつがカッコいいと見なされる:そういう時代が当にあったのだ。 Beforeニコ動の時代では、「カッコよく 消費する」ことが重要視されていた。自我を確立するためには、他

    “消費の時代”から“生産の時代”へ - デマこい!