Mercari JPのモノリスサービスをKubernetesに移行した話 PHP Conference 2022 9/24Shin Ohno
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Mercari JPのモノリスサービスをKubernetesに移行した話 PHP Conference 2022 9/24Shin Ohno
久々にビッグな研究不正のニュースktkr! ということでキリスト教思想史研究やってた人が研究不正で懲戒解雇された件について、報告書に目を通した上でちょっと書きます。 今回調査委員会が被告発者に求めたのは、以下の項目でした。 カール・レーフラーの実在を証明する一次資料の写しと説明文書カール・レーフラーの論文「今日の神学にとってのニーチェ」の実在を証明する一次資料の写しと説明文書トレルチ家に属する借用書や領収書等の実在を証明する一次資料の写しと説明文書この「写し」というのはどういうことでしょうか? 資料そのものを調査委員会が求めなかったのはどういうわけでしょうか? 歴史学者にとっては常識なのですが、他の分野の人にとってはどうかわからないので、解説してみます。 そもそも文系はどんな材料を使って研究してるのかこれは人というか研究分野によるので、安易なことは言えません。文学と哲学と社会学と人類学と歴
ドワンゴ人工知能研究所 閉所のお知らせ: 当研究所は2014年10月における「ドワンゴ人工知能研究所」発足のお知らせ 以来、「次世代への贈り物となる人工知能の創造」をビジョンに掲げ、脳型汎用人工知能を目指す先端的な人工知能にかかわる研究開発を進めて参りました(参考記事: C-NET, BizZine 等 )。しかしながらこの度、2019年3月末日をもちまして4年半の活動の歴史を終えました。 これまでのドワンゴ社内の各部署の皆様、および研究や開発ご協力いただいた研究者・エンジニア・学生の皆様、そして何よりも設立当初から現在に至るまで当研究所のメンバとして活躍いただいた様々な皆様のご尽力により、コミュニティを形成し、人材を育成し、そして研究成果を生み出すことで、脳型汎用人工知能の開発にむけた礎を築けてきたと考えております。 私としましては、こうした礎を活かしつつ、今後はさらに広く手を携え、B
こんにちは。林岳彦です。好きな文房具はフリクション、最近のお気に入りは0.5mmのブルーブラックです。人生もフリクションのように過去の過ちをゴシゴシと消せたらいいのに、といつも思います。 さて。 わたくしは昨年度後半の半年間、弊所(国立環境研究所)内の企画部へと出向しておりました。そこでの諸々の業務については5月には後任の方に引き継ぎを完了したところです。この出向中に関わったものの中に「論文のオープンアクセス(OA)」の案件がありました。この案件に関する情報については単に弊所内の後任の方へ引き継ぐというよりも、日本の研究者/学術界の皆様へ広く引き継いだほうが良いかもしれないと思うところがあり、本記事を書くことにした次第です。 基本的に、現在の学術誌購読料と論文のOAを巡る状況は、いやこれほんとうに色々と舵取り難しいぞというところがあります。そのため、少なくとも職業的研究者の方々はこの状況に
これはCompetitive Programming (その2) Advent Calendar 2016 - Adventar の5日目の記事です. 概要 競プロ歴半年のハムスターが、競プロのおかげで留学中に4ヶ月でロボットアルゴリズムを発明して、ロボット系のトップカンファレンスに論文通した話をします。ありがとうAtcoder、ありがとうAOJ、ありがとう競プロ、ありがとうみんな。 このブログのメインコンテンツは「何が言いたいのか」の項です。時間が惜しい人は、ポエムを飛ばしてください。構成は、以下の通り。 ポエム 何が言いたいのか=ポエムの解釈 自己紹介 TopcoderとCodeforcesのレーティングが逆相関するタイプのハムスターです。 過去の話 2005年 中学2年生。ゲームが好きだったので、C#でシューティングゲームを作ったり、PHPとPerlで経済シミュレーションゲームを運営
追記:分野ごとに適切な準備が違います 本エントリーは、next49 の見聞きした範囲で博士課程の学生に共通的に必要なことを書いたつもりです。しかし、大きく偏ったり、不適切な提案が含まれていると指摘されています。 ですので、指導教員や先輩とご飯を食べるときやお茶を飲むときの雑談のネタにこのエントリーを利用してください。たとえば、「こんなブログでこんなこと言っているんですけど、うちの分野はどうなんですか?」と尋ねて、「いや、まったくのでたらめ、うちの分野は…」「この部分はまあまあ適切、でも…」などのコメントをもらうためにご利用ください。 はじめに 博士進学が決まったあなたが今すぐに始めるべきことから5年たったので改訂しようかなと。 私が考える博士進学後に考慮すべき事柄は、2010年から2015年になって、あんまり変わっていないのですが、以下について頭にいれつつ、楽しい博士課程生活を送るのが良い
アルツハイマー病の早期発見と根本的な治療法の開発を目指す国内最大規模の臨床研究で、5年にわたる研究成果が出せなくなっている問題で、東京大学は22日、会見を開き、混乱を招いたことを謝罪するとともに、責任者の教授を厳重注意にしたことを明らかにしました。 この問題は、アルツハイマー病の根本的な治療法の開発を目指し、東京大学など全国38の大学が国などの資金23億円以上を投じ進めてきた「JーADNI」と呼ばれる臨床研究で、5年にわたる研究の成果が出せなくなっているもので、東京大学の調査委員会は、患者のデータをどう扱うかなど必要な準備を行わずに研究をスタートしたことが混乱の原因だとする報告書をまとめました。 これを受けて東京大学の松本洋一郎副学長は22日会見し、「これだけの混乱を招いてしまったことは遺憾だ。大学としても真摯(しんし)に受け止め反省している」と謝罪したうえで、研究代表者の岩坪威東京大学教
8 月中旬より,インターンとしてマウンテンビューに位置する Microsoft Research Silicon Valley (MSR SVC) に滞在して研究をしていました.期間は 3 ヶ月の予定で,11 月中旬まで居る予定でした.しかし,Microsoft の経営判断により MSR SVC の閉鎖が突然決定され,所属チームの方々を含む殆どの研究者は解雇となり,僕の滞在も突如終了になりました. このショッキングな事件は,英語のみならず日本語のニュースサイトにも取り上げられています. Microsoft to close Microsoft Research lab in Silicon Valley | ZDNet Microsoft Research closing Silicon Valley lab in latest job cuts - GeekWire http://www
これは、1つの大学が、いまや自殺を挙行せんとする、寸前の遺書のような内容になっています。本当に自殺するかどうかは、早稲田の学長以下大学当局(同大学の呼称では「総長」)の判断と行動に懸かっています。 もし、今回の「報告書」通り、この、内容的には「博士論文未満」で、行為としては「不正」が多数指摘される「論文」で授与されてしまった「学位」を「お咎めなし」として放置すれば、その時点で早稲田大学は今後、二流以下の私大のレベルに確実・急速に零落していくと思われます。 と言うのは、この「学位問題」に大学人や研究者はアレルギー的に反応していますが、世間一般はほとんんど蛙の面に小便といった無反応、つまりノーリテラシーの現状を示しています。 まずこれから早稲田が壊れていく危険性の高いリスクを、「報告書」の文面を子細に確認しつつ検討してみようと思います。 早稲田はこのようにして、いま自殺しようとしている いま、
DEIM フォーラム 2014 での発表論文が最優秀論文に選ばれ,本日開催されたソーシャルコンピューティングシンポジウム (SoC 2014) にて行われた授賞式に参加しました.後輩の大坂君との共著論文も優秀論文賞を受賞しました. このような極めて高い評価を頂けたことは身に余る光栄です.私だけでなく,著者グループ全体で見ても DEIM や関連イベントへの参加・投稿経験を持つ者は居ず,我々のような「新参者」であっても公平に高い評価をしてくださるコミュニティに感謝と敬意を表したいと思います. 元々,私の研究の興味は「アルゴリズムとデータ構造」であり,卒論の頃から,アルゴリズムの研究室(東大今井研)を選びずっと所属しています.しかし,アルゴリズムのコミュニティにて重視されるような漸近的な理論解析よりも,私は大規模データ・実性能・社会へのインパクトなどに興味があり,配属当初は(正確には研究室選びの
コメントで頂いた情報を「2. 数式関係」に,使ってはいけないパッケージの自動チェックについての項を末尾に追記しました.(2013/10/12) 制御関係の学会では LaTeX というソフトで論文を書きます.LaTeX の歴史は古く,現代の水準で考えると設計し直すべきと思う部分も多々ありますが,世間で広く使われている Word の生産性が論文を書くという作業において今ひとつという事情も手伝ってか,現在に至るまでデファクトスタンダードの座を維持しています. Wikipedia の記事によると $\LaTeX2e$ がリリースされたのは1993年,つまり20年前で,これ以降様々なパッケージによる拡張が行われています.現在(2013/03/11) CTAN には 4451 個 のパッケージが登録されているそうです.また,Web上にも色々なテクニックが蓄積され,大抵のことを実現する方法は検索すれば
理研の「STAP細胞」研究をめぐる問題に関しては、私は余り興味が湧きません。一点だけ、生命倫理へのタブーの薄い日本では、こうした再生細胞の研究は今後も大いに期待されるので、その足を引っ張ることがなければいいという思いはしています。それ以外は、「起きたこと」よりも、「伝えられ方」の方が「事件」であるし「問題だ」という見方をせざるを得ません。 その「伝えられ方」の中で、一点だけどうしても我慢のならないことがあります。それは、論文に「コピペ」が横行しているのはケシカランという報道が余りに加熱しているために、まるで「コピペがゼロ」の、つまり「100%オリジナルな論文」が理想であるかのようなイメージが拡散していることです。 これは大変な間違いです。学術論文(リサーチ・ペーパー)は文学作品ではありません。100%オリジナルなどというものは、評価の対象にすらならないのです。 余りにも基本的なことなので、
昨日、学位授与式がありました。このタイミングを逃すと面倒くさくなってもう二度とブログを書かない気がするので、社会人博士を考えている方々の参考となるように自分の紆余曲折をまとめておきます(長文注意)。 進学までの経緯 1999年にコンピュータビジョン(以下CV)と呼ばれる分野で修士号を取得しました。この時の修論は黒歴史です。 この時に自分は研究者に向かないことを痛感したので、まさかその後博士課程に進むことになるとは夢にも思っていませんでした。 就職後は外資系IT企業で、4年半ほどCVとはまったく関係ない分野(ITインフラ系)でSEをやっていました。 その後リストラを機に入社したベンチャー企業がたまたまCVの会社で、そこで自分の学生時代の専門がビジネスとして面白くなりそうだと感じ、この分野で飯を食っていきたいと思うようになりました。 その後ブラック会社勤務を経て、顔認識ソフトウェアを扱っている
いろいろな論点がある今回の問題ですが、深刻なのが、博士号とは何なのか、何をあらわしているのか、意味があるのか、という部分に疑問が呈されてしまったことです。 博士号なんて、コピペで取れるんだ、誰もチェックしないんだ… 多くの人達がそう思ったことと思います。それが、私は悔しくてたまりません。 何度か書いてきましたが、私は大学院時代の指導教官である浅島誠先生から、君は向いてないから別の道に行った方が良い、と言われ、博士号を取得せずに、大学院を中退し医学部に入り直しました。 自分の研究能力のなさという恥を晒すようで恐縮ですが、浅島先生は簡単に博士号を取らせてくれなかったわけです。クオリティコントロールは厳格でした。 正直恨んだこともあります。けれど、だからこそ、別の世界でがんばってやろうと奮起したし、早くから別の世界に行くことができたわけです。もしズルズルと研究を続けていたらと思うと、ぞっとします
研究を進めるとき、自分の喜ぶ結果がでたら、ほとんど確実にミスがある。これは、研究者にとって普遍的な現象だと思う。また、間違ってない発見をしても、冷静になるとつまらないことも多い。新しくて意味のあることを見つけるのは想像以上に困難であり、精神がすり減るようなことを繰り返し経験する。しかし、そういうことは本気で研究をしないと分からない。研究者になる前の僕が一人で研究を始めたとして、それを意識できたかどうかは分からない。真剣に科学にとりくむ環境があってこそ、そういう経験が「普通に」できたのだと思う。 某細胞の件。日曜日には、意図的な捏造の可能性が高くなって呆然とした。しかし、そうする理由が全く理解できなかった。今日の学位論文のイントロには驚いたが、落ち着いてくると何となく分かってきた。要するに、O氏の周りには研究環境がなかったのだ。結果を出さないといけないプレッシャー云々とか、そういうのに駆動さ
かな○かな @kana0355 トップクラスのジャーナルの査読委員になると,論文が月に5,6本も送られてくるっていう噂を聞いて((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしてる. #査読者になって気がついたこと 2014-01-13 23:06:20
Machine Learning Advenc Calendar 2013の23日目担当の得居です。 株式会社Preferred InfrastructureでJubatusを作ったりしています。 今日は深層学習(deep learning)の話です。 深層学習はこの2年ほどで専門外の人にも知れ渡るほどに大流行しました。 データさえ大量にあればテクニック次第で他の手法を圧倒する性能を達成できることから、特に大量のデータを持つ大企業において大々的な参入が相次ぎました。 主に流行っているのは教師あり学習です。 補助として教師なし学習による事前学習(pretraining)も、特に音声認識のタスクにおいては行われているようですが、画像認識を中心に事前学習なしでもテクニック次第で学習できるという見方が強まっています。 一方で教師なしデータからの学習はブレイクスルー待ちといった雰囲気です。 Deep
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