徳島県美波町の由岐商工会が、沿岸で採れる特産のアワビを使ってご当地バーガー「アワビバーガー」を考案、6月12日、JR牟岐線の由岐駅前で行う恒例イベント「鮑(あわび)の市」で発売する。 以後、地元の民宿や飲食店で提供する予定で、バーガーを開発した商店主らは「旬のアワビを手軽に味わえる。幅広い年代の人に食べてほしい」と期待している。 同商工会などが、「ご当地バーガーでまちおこしを」と考え、地元食材を多用する「みなみバーガー」を開発することにした。2009年には、切り身のタチウオをフライにし、レタス、キュウリなどをパンに挟んだ第1弾の「タチウオバーガー」を開発した。 由岐地区には100人以上のアワビ漁師がいるとされ、高級感のあるアワビを手軽に味わってもらおうと今回、第2弾の「アワビバーガー」の試作を繰り返した。 商工会の「みなみバーガー部会」で部長を務める民宿経営者、中山純一さん(41)が約1週