2024年現在、世界人口はついに80億人を突破しました。 その数は今後も増加の一途をたどり、2080年頃までには100億人を突破すると予測されています。 しかし人類の繁栄に対して、地球の方は耐えきれないかもしれません。 近年、人間の活動による温室効果ガスの増大によって地球温暖化が急速に進んでいるからです。 ただ温室効果ガスは誰もが平等に同じ量を出しているわけではありません。 オランダ・フローニンゲン大学(University of Groningen)の最新研究によると、世界人口の上位1%の富裕層が排出する温室効果ガスの量は、下位50%に当たる40億人の貧困層のなんと50倍に達することがわかったのです。 研究の詳細は2024年11月13日付で科学雑誌『Nature』に掲載されています。