「かわいいね」言われる時こそ甘えずに 小池百合子さん 3月8日は国際女性デー。東京都知事の小池百合子さんは「少女も大志を抱いてほしい」と語ります。 ◇ 小学校の頃は、母からもらうお小遣いが月500円でしたが、中学になったら、要求もしないのに月1万円になった。授業料も文房具も洋服も、全部自分でやりくりをしなさい、と。足りなくなると、庭の芝刈りや母の肩たたきなど「家庭内アルバイト」をしました。 「結婚しても夫が事故で死ぬかもしれない。その時に困らないように、自分の足で生きていけるようにしなさい」。母から、そんなことをいつも言い聞かされて育ちました。母は大正生まれ。少女時代は戦争で、やりたいことがやれなかった。だから、「やりたければ何でもできる時代に、何もしないのはもったいない」という思いがあったのだと思います。 「自分の好きなことをしなさい。ただし、それを極めなさい」とも言わ