きょう、大手企業の決算発表がピークを迎えました。全体では、昨年度、東日本大震災や円高の影響で、厳しい結果となりました。しかし、よく見てみますと、企業によって業績に大きな差が出ているのが目立ちます。なぜ、こうした格差がでたのでしょうか。出遅れた企業は、どうしたら巻き返しを図れるのでしょうか。今夜は、この問題について考えてみたいと思います。 (全体のまとめ) まず、これまでに発表した、およそ860社のまとめを見てみます。 昨年度=つまり、今年3月までの一年間の決算は、東日本大震災や歴史的な円高などの影響で、最終的な利益が33%の減益になりました。リーマンショックの大きな落ち込みのあと、順調に回復してきたのが、再びつまづいた形です。 (自動車・家電は苦戦) しかし、個別の企業や業種を見てみますと、業績に大きな差がでて、二極化しているのが、今回の特徴として挙げられます。 まず、厳しいところで