繁殖力が極めて強く生態系への影響が懸念されている、「オオバナミズキンバイ」という水草などの外来の植物が、栽培や輸入を原則として禁止する「特定外来生物」に、近く指定される見通しになりました。 13日、東京都内で環境省の専門家による会合が開かれ、いずれも外来の植物で、▽滋賀県のびわ湖などで急速に生息域を拡大している「オオバナミズキンバイ」という水草と、▽愛知県の干潟などで繁殖が確認されているイネ科の「スパルティナ・アルテルニフロラ」を含む「スパルティナ属」を、「特定外来生物」に指定することが適当だとする意見を取りまとめました。 これらの植物は繁殖力が極めて強く、在来の植物が生息する場所を奪ったり、在来種と交雑したりすることによって生態系に影響を及ぼすおそれがあるとして、地元で駆除が進められています。 「特定外来生物」に指定されると、栽培や輸入が原則として禁止されるほか、駆除にかかる費用について