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ブックマーク / gothedistance.hatenadiary.jp (10)

  • DXの時代なるものは当分来ないから安心して下さい - GoTheDistance

    展望2020年のIT企業というシリーズ企画の記事を、たまたまTwitterで見かけました。 japan.zdnet.com この記事で語られるDX(デジタルトランスフォーメーション)ってものすごいオワコン臭で衝撃を受けました。汎用機をお守りする時代は終わった、これからはオープンなWeb技術を駆使して基幹システムではなく顧客の売上を支えるITを作るのだ、SO!それが!DX時代! みたいなノリで書いてあって、1ミリも次世代感が無い。 生きている時間軸が違うんだなと思いました。 DXの妨げは社内システムにあるらしい 色んな定義をされているDXですが、ここでは経済産業省の提唱する「DXレポート」のサマリー版に書いてある問題点とDX推進のためのシナリオみたいなのを引き合いに出します。 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDX格的な展開~(METI/経済産業省) 簡単に言うとこうい

    DXの時代なるものは当分来ないから安心して下さい - GoTheDistance
  • 富士通の3万人SE職務転換大作戦は成功するのか? - GoTheDistance

    全文は紙面でないと読めないのが残念ですが、非常に気になるニュースが飛び込んできました。 富士通、余剰SE変身作戦 富士通がグループで抱える約3万人のシステムエンジニア(SE)の大がかりな職務転換に乗り出した。一つのシステムを複数の企業などが利用するクラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなり、余剰人員問題が顕在化するからだ。野副州旦元社長の急進的な改革路線を修正した富士通はSE余剰問題で軟着陸を目指すが、クラウドの奔流にのみ込まれる危うさもはらむ。 富士通、余剰SE変身作戦 実は富士通グループさんには弊ブログを頻繁にご覧頂いておりまして、企業ドメインの中では最もアクセスの多いドメインであります。クロールしにきているのかなと思うぐらい。ブログで言及している「なんでもかんでも受託開発では、もうSIビジネスで成長することは出来ない」という危機

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  • 人月商売が悪だと思っている、イノセントなあなたへ - GoTheDistance

    色んな意味で示唆的なエントリ。山さん、どうしちゃったんですか。飲みにでも行きますか。 人月は悪どころか、ものすごい善かもしれない - 山大@クロノスの日記 140文字ぐらいでまとめちゃうと、人月ではなくソフトウエアの持つ価値だけでお金を取ろうとすると、例えばスマホアプリの場合は非常に単価が安いのでペイする算段が立たないこともある。それを鑑みると、エンジニアの稼働ベースで請求できる人月ってなんだかんだでイイとこあるよ、って話です。 人月について語られる記事はエンジニアよりの観点で議論されることが多いんですが、そうなると「人月はエンジニアにとって善か悪か」という方向に話が飛んでしまい、ゼネコンは死ねば良いし多重請負は終わってるし日IT競争力はなんだかんだっていう感じで一定の結論が出しにくい。なので、もっとビジネスよりの観点で整理してみたい。 人月のメリットは成果物ではなく作業内容に対し

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  • IT部門と経営の溝を埋めるために必要なたった1つのこと - GoTheDistance

    もう何周目になるのでしょうか。「情報システム部門が経営に貢献できていない」というこの手の話は。 システム部門再生 - 経企部門が吐露する「システム部門への不満」:ITpro なんか色々ダメだしされていますが、重要なポイントは1つだけです。システム部門がビジネスに貢献するためには、自社の事業に対する理解が必要なだけではなく、その遂行手段である業務プロセスの理解が必要だ、という圧倒的な事実があることだけ。WhatとHowはクルマの両輪だと。で、この手の問題はシステム部門の問題ではなく経営の問題だという水掛け論が水びだしになるまで色んな人にされてFUDが残るのも味わい深いポイントであります。 自分達で管理できないものを改善できるわけが無い システム部門が業務プロセスの改善に貢献できない理由。突き詰めれば1つだけです。自分達で管理できずに、安易に外部に投げているからです。管理できないシステムをたく

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  • iPhoneアプリ「ITエンジニアのための契約入門」リリースのお知らせ - GoTheDistance

    企業法務についてというブログをされている友人の片岡さんが、iPhoneアプリITエンジニアのための契約入門」をリリースされたので、告知します。実業務で法務に関わっている方々が執筆されています。 実際に作ってみて垣間見えた電子書籍後の世界 : 企業法務について 章立てとしては、 「契約」とは、一体何をするものなのか? 契約書はどういう構成になっているのか? 契約書のどこをどう読めばいいのか? ロールプレイ形式での契約書の解説 という形式になっており、特に最終章のロールプレイに関してはシステム開発ならではの問題に触れつつ、且つ平易に解説してあります。例えば納品後バグがあった場合はどうなるの?、とか、今回作ったプログラムは他社でも使っていいの?、とかですね。 契約に関することは体系的に書籍で学ぼうとすると敷居が高いと思います。僕も以前基契約書のドラフトを作ろうとした時は経産省の雛形ぐらいしか

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  • オープンソースをHackできることの意味 - GoTheDistance

    オープンソースを使いこなすことには、間違いなく優位性がある。そして、それはオープンソースを使いこなせないことにとてつもないハンディキャップをおっているという認識が必要である。 これは、単なる経済合理性の話である、ハッカーがどうだとか、オープンソースがどーだという話ではない。ベンダーにロックインされることが自社の競争優位性に繋がるのか否か。もし競争優位性に繋がらないとしたらオープンソースを利用するしかない。それしか選択肢がないのである。 2010-03-21 - 未来のいつか/hyoshiokの日記 よしおかさんの上記エントリを読んで、僕も同様の問いを抱いているのだけどうまく言葉に落とせなかった。 要はOSSをハックできる企業や人材とのパートナーシップがいかに強力なものか。事業価値をいかに高めるか。それが直感として正しいということなのですが、先週全く違う業界で事業展開している2つの会社の取締

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  • アジャイルって受託開発との相性が最悪な気がする - GoTheDistance

    全くもって、その通りだなぁと思った。 初期段階ですべての意志決定をしても、問題はコードを書き始めてから表れるのです。そして終わりに近い時点で判断する方が、より正しい判断ができるはずです。ですから、できるだけ意志決定は先延ばしにして、正しい意志決定をしようとするのがアジャイルのやり方です。 「有能な人がコードを書くべき」「意志決定はできるだけ先延ばし」「契約を変えるのは難しい」アジャイルの専門家の答え - Publickey 「ウオーターフォールとは」のラベル貼りの議論になるとめんどくさいから、とりあえず「初期段階ですべての意志決定をしようとするシステム開発の進め方」という定義で話を進めたいと思います。 滝 「要件定義」→「設計」→「実装」→「テスト」という一連の流れがあって、ウオーターフォールなるものは前工程が100になるまでひたすらそこでPDCAを回します。100になると言う意味は、ソフ

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  • プログラマでよかったなと思える瞬間を増やせたら - GoTheDistance

    今年ももう終わりですねぇ・・・。 スーツ・ギーク論争に参加してた頃に僕と知り合った多くの人は、僕が技術系に戻ると知った時に驚かれた方が多かった。あんだけスーツでいたいって書いていたからそりゃそうだなって、過去エントリ読み返して改めて思った。 この2年ばかりどんな心境の変化があったのか、思い出しながら書いてみたいと思う。新卒はツライよ!みたいな感じで。 僕は大きなSIerに入ったにもかかわらず、幸運にもバリバリコードを書く部署に配属された。相当レアだったと思う。そこで仕事をしているうちに、僕の立場はプログラマという作業員でしかなかったことにひずみを感じるようになった。技術が無ければできないしそこは間違いなく意味があるんだけど、僕は仕事をもらっているから力関係で言えば、間違いなく下なワケで。そういう状況だと、グダグダなプログラム開発を強いられることが多くなって辟易とし始めたってのもあったかなぁ

    プログラマでよかったなと思える瞬間を増やせたら - GoTheDistance
  • 最近SIerがだいぶヤバくなっている件 - GoTheDistance

    via IT業界から思ったことを。 Twitterでつぶやいたら結構こんな感じで厳しい状態になっているSIerが増えているようなので、僕なりに現状をまとめてみる。 よくわかるSIer涙目の構図 サブプライム、金融危機でSIerのお得意様の金融・メーカー様が大打撃をらう。 2008年はとりあえず様子見で予算編成は据え置きだったが、今年に入って財布にチャックがかかる。 先行き不透明なので、GW明けぐらいの今期のIT予算が相当カットされた数字になった所が続出。 計画していた新規案件を中止するなどする。運用でなるべくカバーする方向へお客様が動く。 その結果SIerは新規案件がなくなる。案件自体がなくなっていく。予算が無いから当たり前。 大手がプロパーの仕事がなくなってきたのでプロパーで人数減らしてまわし始める。 プライムでい込んでいるお客様の仕事が減ってきたので、外注に仕事が依頼できる余裕がな

  • プログラミングだけできればいい、なんてことは無いさ。 - GoTheDistance

    なんで管理について書きたいのか 動機です。 単純に「プログラミングだけできればいい」「SIする人は要件定義だけやれ」という声を聞くと切ないからです。 ただし、わたしは個人的に、開発というお仕事においてプログラミング技術が何を差し置いても最重要だと思っていますから、その軸は絶対にぶれない、ということを念押ししてから始めたいと思います。 ひとりにはなりきれない空を見あげる これも昔思ったことなので、取りとめも無く書いておきたいと思います。 技術リテラシーが死んでいる人間が立ち上げた or 回しているプロジェクトは高い確率で砂上の楼閣のように崩れ落ちていく。だからプログラミング技術に代表される技術リテラシーは必要不可欠。だけど、全員が全員その道を突っ走ると今度はビジネスにならない。取ってきたシーズをプロジェクト化できない。僕は後者が出来ない自分でありたくないという思いから、スーツ的な何かを2年ぐ

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