この画像を大きなサイズで見る この写真のハエの翅(ハネ)を見てほしい。とても信じられないだろう。「胸に七つの傷を持つ男」と言えば北斗の拳のケンシロウだが、「翅に二つの蟻を持つ昆虫」であるこのハエもきっととてつもなく強いのかもしれない。 このハエの学名はGoniurellia tridensで、ミバエ科の一種である。透けた二枚の翅に、どう見てもアリにしか見えない昆虫の姿がプリントされている。アリの6本の足や2本の触角、頭部、胸部、先細の腹部まではっきりわかる。 この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る 「まったく非のうちどころがない仕上がりです。参りました。」というのは、このハエを初めて発見したUAE(アラブ首長国連邦)ザイード大学のハエの専門家、ブリジット・ハワース博士だ。 このハエは5000種類ほどいるミバエ科の仲間で、カラフルな模様をもつことから、ピーコックフライとも
