アメリカのペンシルベニア大学の競泳部に所属する、トランスジェンダーのリア・トーマス選手について、同じくトランスジェンダーとして、カミングアウトした五輪金メダリストのケイトリン・ジェンナーさんが「NCAA(全米大学体育協会)が女性のスポーツを守る努力をするべきだった。トーマス選手が女子のレースで圧倒的な勝ちを収めるのをみるのは心が痛むと同時に腹が立った」などと述べました。 ケイトリン・ジェンナーさんは、ブルース・ジェンナー選手として1976年のモントリオール五輪で、陸上十種競技金メダルを獲得しました。 その後、2015年にトランスジェンダーであることをカミングアウトし、女性になる手術を受けています。 リア・トーマス選手は先月の競泳・全米選手権に、NCAAの定める基準にのっとって、女子選手として競技に出場していました。 女子自由形500ヤードで優勝しましたが、“元々は男性だったからフェアではな