マイクロモノづくりを成立させるためには、設備を持って製造する会社と、製品アイデアを持つ方とのコラボレーションが必須です。 今回は、ミナロ(みなろ)の代表取締役 緑川 賢司氏にお話を伺いました。ケミカルウッドと呼ばれる人工木材を使った木型/モデル加工/モックアップ/検査治具/試作製作を行う木型製作会社様のマイクロモノづくり事例です。緑川氏は、勤めていた木型製作所の閉鎖を機に、治具メーカーを起業したとのことです。 緑川氏は起業時、とにかく、いろいろなことにチャレンジをして仕事をしていたといいます。起業したばかりで既存取引先がないので、売り上げにつながるようなことなら何にでも取り組み、天然石の加工販売もしていたとのこと。 「2.5次産業」と称して、作って売るまでを手掛けるといったことを、緑川氏は2004年ぐらいから実施していました。今、私たちenmonoがマイクロモノづくりと称していることです。