2024年から運用が始まった「特別警戒アラート」。従来の警戒アラートを上回るこのアラートが発表された際に、住民に対して無料開放されることが求められる冷房が効いた施設、クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の指定が全国ですすみ、庁舎など公共施設だけでなく、商業施設なども多く含まれている。朝の天気予報をテレビが知らせるときも、への警戒とともに、クーラーを積極的に使うこと、冷房が効いた場所で過ごすことをすすめる呼びかけが行われている。そのすすめに従って暑さから”避難”している人たちを中心としたトラブルが起きている。ライターの宮添優氏が、ショッピングモールなどにやってくる避難民との摩擦についてレポートする。 * * * 夏休み真っ只中、神奈川県内の大型ショッピングモール内にあるフードコートは、誘い合ってやってきたらしい子供たちや家族連れで大変な賑わいを見せていた。スイーツや食べ物を店舗で購入して
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