稲田朋美防衛相が東京都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言した問題をめぐり、稲田氏は30日午前の閣議後記者会見で冒頭、「(発言は)誤解を招きかねない演説であり、撤回おわび申し上げたところだが、この場において改めて『防衛省、自衛隊、防衛大臣』の部分は撤回し、おわび申し上げる」と述べた。 稲田氏は会見場に入ると、神妙な面持ちで自ら語り始めた。紺色のスーツ、べっこう縁のめがね姿。記者からの矢継ぎ早の質問に、時折肩をすくめたり、口をすぼめたりした。 記者団から、野党側が安倍晋三首相に対して稲田氏の罷免(ひめん)を求めていることを問われ、「私としては、いま我が国を取り巻く本当に厳しい安全保障環境のもとで、国民の生命財産、いっそうの緊張感を持って、しっかり職責を果たして参りたいと思います」と述べ、辞任を否定した。 自身の発言について「地元の皆様方の協力がなけれ