私は役員にはなれないのだろうなと思う。ばらばらな知識しかなくて、持論の体系を持っていないからだ。 いろいろな会社の役員の方と関わる機会がよくある。全員がそうだとはいわないけど、彼らは驚くほど似通っている。彼らはなんらかの「持論」を持っている。時間をかけて練りあげられた持論は聞いているだけで面白くて、それをアンソロジーにしたらベストセラーが生まれると思う。この持論は体系立っていて、かつ主観的だというのがポイントだ。その人が世界を見る角度がはっきりと出ている。どの持論も違っていて、偏っていて、面白い。 持論は偏見から生まれる。客観的な持論などというものは存在しない。客観性を目指すと学説になる。そしてビジネスにおいてそれをやろうとすると、情報不足で人生がタイムアップになる。 原発の検証番組では、前の首相は様々な場面において「十分な情報が回って来なかった」ことを強調していた。情報が不十分であった結
この辺の話を書いて自分がトクすることは何一つ無いのだけど。 スジが悪いなと感じたのでつい書いてしまう。 ■スジが悪い 生活保護不正受給を叩いている人が居る。 それを叩く人が居る。 生活保護不正受給叩きをしている人は、たぶんツライ人だと思うんだ。 生活保護不正受給叩きをしている人に向かって「お前がすべり落ちた時に生活保護に救われないぞ」みたいな事を言っている人が居るが、これはスジが悪いと感じる。 好景気の時にそんな話出なかったでしょ。 今は生活保護が羨ましいと思えるぐらいに社会が疲れている。 彼らは弱者だ。弱者を叩いてどうすんの。 ■弱者の味方のフリして弱者を叩く そもそも生活保護関係を叩く人は「今でも生活保護より生活が悪い」「もし生活保護が必要になったとしても保護されない」そう思っているから、叩くのだろう。 つまり弱者だ。弱者に向かって、 「お前がすべり落ちた時に生活保護に救われないぞ」
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