タイポグラファ,グラフィックデザイナーのヘルムート・シュミットが7月2日午前7時40分,急性心不全のため死去した。76歳だった。葬儀は近親者で営んだ。 1942年オーストリア生まれ。ドイツにて植字工の訓練を受けた後,スイスのバーゼル工芸専門学校でエミール・ルーダーのもとにタイポグラフィを学ぶ。1960年代より欧米各地および日本で活動し,1981年に独立。以降は大阪を拠点にして活動を続けた。 長年にわたってデザイン,タイポグラフィについての執筆,教育活動に精力的にかかわり,世界中のデザイナーと学生に大きな影響を与えた。著書『タイポグラフィ・トゥデイ』はデザイン書の古典として知られる。日本でのおもな仕事に大塚製薬「ポカリスエット」や資生堂「MAQuillAGE」,IPSAのロゴデザインなどがある。
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