「あなたの目を見てインスピレーションで言葉を書きます」。そんな書のパフォーマンス活動をしている、松江市出身の「路上詩人こーた」(本名・石田皓太)さん(35)が19日、松浦正敬市長から松江観光大使に委嘱された。 こーたさんは2010年から活動開始。自己流で書と詩作を身につけ、出雲大社前などを舞台に「越えていける壁だけがあらわれる」「意味も自分も育つから」など、独自の書体で心の琴線に触れる言葉を書き続けてきた。7月にはフランスであった「Japan Expo パリ」にも出展した。 この日は、中世から近世にかけて貴人の代筆などを務めた武家「祐筆(ゆうひつ)」の衣装をまとい市長室を訪問。観光大使の委嘱状と名刺を受け取り、はがき大の紙を使って書き下ろしパフォーマンスを披露。「松江城」などの文字を記した「御城印」と、堀尾吉晴と記した「御将印」を書き上げた。受け取った松浦市長は「字がすごく魅力的ですね」と