落ちたくす玉をみて慌てるせんとくん=奈良市の近鉄奈良駅 阪神なんば線が開通して20日で1周年。奈良市の近鉄奈良駅改札前広場では同日午前、記念の催しがあり、平城遷都1300年祭の公式キャラ「せんとくん」も駆けつけた。 セレモニーでは、せんとくんと森田泰晴駅長がくす玉を割ろうとして、地面に落とすハプニングも。駅員が「いたずら好きのせんとくんですから」とフォローすると観光客らから笑いがもれた。子どもと一緒に催しに参加した奈良県大和郡山市の稲葉真左美さん(36)は「神戸に行くときは阪神なんば線を利用している。子どもがいる親にとって、乗り換えがないのは便利」と話していた。
大阪・ミナミを経由して、神戸と奈良を直結した阪神電気鉄道の阪神なんば線(尼崎―大阪難波)が20日、開業から1年を迎えた。新たな人の流れを生み、ミナミや神戸などはにぎわい、再開発の動きも出てきた。一方、沿線の商店街などは客足を奪われると危機感を募らせており、開業効果で明暗が浮き彫りになった。 開業で最も恩恵を受けたのがミナミだ。大阪難波駅の降車人員(定期券利用者を除く)は近鉄難波駅だった前年より22%増えた。昨年暮れに初めてミナミを訪れた神戸市の男性会社員(38)は「ごちゃごちゃしてわかりにくいイメージだったが、歩いてみると雑多な雰囲気も楽しい」と話す。 ミナミの商業施設「なんばパークス」では、阪神沿線に住むカード会員が10%も増えた。運営する南海電気鉄道グループの担当者は阪神の駅限定で難波周辺の見所の冊子を無料配布し、ミナミを売り込む。 神戸も、阪神三宮駅の乗降人員が7%増えた。三宮センタ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く