新型インフルエンザ問題で、舛添要一厚生労働相が連日早朝や深夜に緊急記者会見を開くなど「エンジン全開」で対応している。厚労省の職員からは「難解な感染症の話を国民に分かりやすく説明してくれる」と評価する声が高まっているが、舛添氏の政治姿勢を「パフォーマンスが過ぎる」と見る向きからは、冷ややかな反応も。1日には、感染疑いの患者が出た横浜市の危機管理態勢を記者会見で厳しく批判したことが、同市の中田宏市長の反発を招いており、厚労省内からは舛添氏が「やや前のめり過ぎる」を不安視する声も出てきた。 「国民が一丸となって協力すれば、この見えない敵であるウイルスとの戦いに必ず勝てる。ぜひオールジャパンで全員の力を合わせてウイルスと戦いたい」 1日午前の閣議後会見。テンションが高めの舛添氏は新型インフルエンザ対策を勇ましい勝負事になぞらえ、全力で取り組む姿勢を強調した。 会見で舛添氏は、横浜市の高校生がまず病