Scalaの並行処理とアクター、並列コレクション:スケーラブルで関数型でオブジェクト指向なScala入門(10)(1/3 ページ) 前回のおさらいと今回の内容 前回の記事「Scalaの抽象型と暗黙の型変換/引数、パラメータ制約」では、「implicit」キーワードを使用した暗黙の型変換と暗黙のパラメータなどを紹介しました。 今回はScalaが標準で持っている並行処理用ライブラリと並列コレクションを紹介します。 第1回記事では、Scala標準のREPLとScala IDEで動作を確認してみました。今後本記事のサンプルコードは、どちらで確認しても問題はありませんが、対話的に実行でき、1文ごとにコードの結果が分かって便利なので、基本的にはREPLを用いて説明していきます。 Scala IDEを使用する場合、第1回記事の『Scala IDE for Eclipseで「Hello Scala!」』を