舞台やテレビドラマなどで幅広く活躍した俳優で絵本作家の米倉斉加年さんが26日、福岡市内のホテルで具合が悪くなり、その後、亡くなりました。 80歳でした。 米倉さんは福岡市出身で、昭和32年に劇団民藝の演劇研究所に入り、その後、俳優や演出家として活躍しました。 高い演技力で演劇や映画に数多く出演し、森光子さんが主演を務めた舞台「放浪記」では、主人公を見守る友人の役として20年以上にわたって活躍しました。 テレビでは、NHKの大河ドラマ「三姉妹」や「国盗り物語」、それに「秀吉」などの作品に出演したほか、平成20年3月まで放送された連続テレビ小説、「ちりとてちん」ではヒロインの祖父を演じました。 また絵本作家としても知られ、イタリアのボローニャ国際児童図書展で2年連続でグラフィック大賞を受賞するなど多彩な才能を発揮しました。 米倉さんは今月3日、戦争体験を語る講演会にも参加し、疎開中に生まれたば