2009.10.01 兵庫の大恩人 平清盛公 カテゴリ:平家一族 神戸市のほぼ中央に位置する兵庫区があります。兵庫区の兵庫は兵庫県の県名であり、安政五年(1858年)の「日米修好通商条約」で開港を求められた兵庫港の兵庫でもあります。兵庫とは兵器庫のことです。 兵庫の港(兵庫津)は大輪田の泊と呼ばれていましたが、神戸市営地下鉄海岸線の中央市場駅から新河運河沿い(キャナルプロムナード)に歩いていくと大輪田橋があります。この橋の手前に平清盛公像をはさんで、清盛塚と琵琶塚があります。 清盛塚と呼ばれる十三重石塔は、弘安9年(1286年)の銘を持つ整った形の塔で、県指定文化財に指定されています。十三重石塔は、平清盛の遺骨が納められているという説がありましたが、大正12年(1923年)の調査で墳墓ではないことが分かりました。 琵琶塚は琵琶形で平経正(平清盛の次弟・平経盛の長男で、源平合戦で神戸で戦死)