出版社約440社で構成する日本書籍出版協会は6日、4月1日にリニューアルオープンする武雄市図書館に関する質問書を樋渡啓祐市長に出した。 新しい市図書館は、レンタルソフト店を展開するTSUTAYA(ツタヤ)の運営会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営する。 質問は(1)CCCがテナントとしてツタヤの書店を運営することに関し、地元書店にも公募の機会を与えたのか、決定プロセスを示してほしい(2)Tポイントカードの導入は図書館の公的業務を利用してCCCへの割引販売による利益誘導を行うとの見方もでき、著作権法を逸脱する疑いもあり、市の考えを示してほしい-の2点。 これに対し、樋渡市長は「オープン直前になって何をいまさらという気がするが、速やかに回答する」と話している。