大会27日目。前夜から寝る間もなく、早朝5時にケープタウンの宿を出て空港に向かい、もうひとつの準決勝の会場であるダーバンに向かった。この日7日は当地でドイツとスペインが激突する。会場のダーバン・スタジアムといえば、先月19日にオランダ対日本の試合が行われているが、もうずいぶんと昔のことのように思えてならない。日本はベスト16で帰国することとなったが、オランダはその後も勝ち進み、ついに32年ぶりの決勝進出を果たした。その対戦相手が、この日決まるわけである。インド洋に面したダーバンは、冬でも温暖な地域。試合直前の気温は18度、湿度は84%と発表された。 さてドイツとスペインと言えば、2年前のユーロ(欧州選手権)2008決勝と同じカードである。結果は、フェルナンド・トーレスの決勝ゴールでスペインが勝利し、見事欧州王者となった。あれから2年。スペインは監督がアラゴネスからデルボスケに交代したもの