競技場や公園などで年間を通じて常緑の天然芝が利用できる環境が珍しくなくなっている。天然芝を管理し、ピッチコンディションを整える日本の技術は世界的にも非常に高いとされる。ただサッカーやラグビーでプロレベルの試合を開催するためにピッチコンディションを維持する費用は年間数千万円に上るとされ、使用頻度にも限界がある。ラグビーワールドカップ(W杯)や五輪の開催を数年後に控え、人工芝と天然芝を組み合わせる「ハイブリッド芝」が注目されつつある。 ハイブリッド芝は、天然芝と人工繊維または人工芝を組み合わせてピッチを覆う。天然芝が成長する過程で人工繊維・芝と絡み合い、総天然芝よりも強く地盤に根を張り、耐久性が増す仕組みだ。 人工繊維を専用機械で20センチ程度の深さまで打ち込む方法や、人工芝を織り込んだ基材をピッチの基礎部分に敷設する方法などがある。2015年のラグビーW杯イングランド大会では、試合が行われた
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