稲本潤一が超えてきた日本人の壁 ~海外でプレーする選手に求められること~(前編) まだ「海外組」が希少な時代、欧州でプレーするということはどれだけ大変だったのか。そして、欧州への移籍が頻繁になったいま、海外で成功するために選手が考えるべきことは何か。欧州4ケ国を渡り歩き、9シーズンプレーしてきた稲本潤一(川崎フロンターレ)に話を聞いた。 【後編はこちらから】 | 【フットボールサミット第9回】掲載 日本人最長、最多の記録を持つ男 日本人最長にして、最多の記録を持つ男である。欧州リーグ在籍9シーズンは日本人最長で、欧州内で4ケ国を渡り歩いたのは日本人最多だ。時代背景にも触れておくべきだろう。彼が欧州でのキャリアをスタートさせた2001-02シーズン当時、日本はまだW杯に一度しか出場したことがなかった。 若年層の世界大会で結果を残しつつあったものの、世界のマーケットにおける日本人は不確定要素の
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