講談社は、南アフリカで11日に開幕するサッカーのワールドカップに合わせ、パソコンやアップルの携帯型情報端末「アイパッド」、携帯電話端末「アイフォーン」で見られる電子雑誌「南ア・ワールドカップ『DAILY MAGAZINE』」を大会期間中、連日無料で配信する。国内出版社で、日刊の電子雑誌の無料刊行は初めて。 北野健一郎編集長は「世界的なお祭りとも言うべきW杯を、電子の速報性と雑誌ならではの読みごたえを兼ね備えたもので報じたかった」と語る。技術面はソフトバンクモバイル、試合解説などはスカパーと、それぞれ協力する。特にこだわったのは「ディスプレーで見て読みやすい文字の大きさと、毎日読むのに適した文章の量」と北野さん。試合の詳報や翌日の試合のプレビュー、読み物を中心に約50ページで構成され、国内外のスポーツブランドやファッションブランドなどの広告も入る。無料のビジネスモデルは、広告収入で成り立た