米ロサンゼルス国際空港の入国管理当局は19日、米アカデミー賞候補の映画監督で、24日の同賞発表・授賞式のため到着したパレスチナ人のイマード・ブルナート氏と家族を、本当に招待されたのか確認できないとして約1時間半拘束した。米メディアが20日、伝えた。 ブルナート氏は、ヨルダン川西岸で農業を営んでいる。イスラエル軍に抵抗するパレスチナ人たちを描いた「壊された5つのカメラ」が長編ドキュメンタリー賞候補になった。パレスチナ人がアカデミー賞候補となるのは極めて珍しい。 空港のブルナート氏から携帯電話のメールで助けを求められたという友人の米映画監督、マイケル・ムーア氏は「当局者たちはパレスチナ人がアカデミー賞候補になることが理解できなかったのだろう」と皮肉った。 ブルナート氏は妻、息子と共にトルコから到着。約1時間尋問され、招待されたことを証明できなければトルコに送還すると通告された。広報担当者やムー