南野充則氏(以下、南野氏):FiNCは創立当初から「カラダのすべてを、ひとつのアプリで。」という目標を掲げてきました。しかし、いきなりそれを達成できるようなアプリを作れるわけではありません。最初はトレーナーによるマンツーマンのオンライン指導からスタートし、機能を拡張し、FiNCアプリを2017年3月より公開しました。 現在はヘルスケアアプリで圧倒的なユーザー数を獲得できていますが、これは段階的にビジネスを広げて予算を獲得し、その予算をアプリの広告に投入できたためです。 また、現在FiNCは53の特許を取得しています。その中には、ほとんどのヘルスケアアプリに引っかかる「生体情報に基づいてアドバイスをする」という特許や、「人同士のチャットを分析し、AIがアドバイスをする」という特許も含まれています。これらの特許を先んじて取れたことで、他社に邪魔されずにビジネスができるようになりました。 創業時