退職金の期待と現実 私の先輩のEさんは、昨年6月に定年を迎え、現在再雇用嘱託で働いています。今まで一緒に仕事をしたことはありませんでしたが、同じ大学出身でもあり、折に触れ情報交換をする間柄です。 定年を迎えた時、Eさんは退職金の額が期待を下回っていたことをぼやいていました。家のローンを完済した残りで定年後の生活をエンジョイする算段だったようですが、それも叶わず、不本意ながら嘱託で働かざるを得なかったと言いました。 おそらくEさんは、かつての諸先輩方がそうしてきたように、自分も退職金で負債を片付けて悠々自適の老後を満喫するつもりだったのが、人事部から退職金の説明を受けて初めて自分の当てが外れたことを知ったのでした。 Eさんは退職金に関する不満を吐き出したかっただけだったのでしょう。退職金の額ぐらい、ちょっと調べれば分かるのですが、それを今のEさんに伝えてわざわざ神経を逆なでする必要もないと、
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