今日、「させていただく」という言葉を百回以上聞いた気がする。 いろんな会議に出る必要があって、スピーカーの言葉を聞いていたけど、何しろ「させていただく」祭り。以前から「させていただく」が社会で濫用されていると気が付いていたけど今日は特にそれを痛感した。 そもそも、使っている主体が、単に一般市民だけではなく、かなりのお偉方(大企業で経営会議に出るレベル)の人たちにも、させていただく症候群が広がっている。テレビを見ていても口々にさせていただくの連呼。 させて - いただく、だから主語は自分だ。じぶんがする、を、させていただく、つまり誰かの了承を得て、失礼しながら実行する、という意味を含んでいるらしい。主体的に動く時に誰かの許しがいるのだろうか。 何しろ、どこにいてもさせて頂く祭りだ。 しかも困ったことに、この前私がスピーカーである場面がある会議であったのだが、自分の口から、このさせていただくが