リクルートは、多数の会員の情報保護に注力しているという。人海戦術によるサイバー攻撃への対応に限界があり、ログ分析ツールを駆使した自動化を進めている。 2012年頃から2014年頃にかけて国内では、オンラインサービスなどに対する「リスト型攻撃」(不正ログイン攻撃)が相次ぎ、ユーザーの情報が第三者に閲覧されたり、盗まれたりした可能性のある事件が多発した。2014年9月に約1万件のユーザー情報が危機にさらされたリクルートグループもその中の1つだ。 データ分析ツールベンダーのSplunkが開催したカンファレンスでは、リクルートグループのITシステムを担うリクルートテクノロジーズが、「リスト型攻撃」を早期に検知して被害を未然に防ぐための取り組みを紹介。講演したサイバーセキュリティコンサルティング部 シニアセキュリティエンジニアの中村光宏氏は、「リクルートの体育会系エンジニアが不眠不休でサイバー攻撃に