ブラジル・サンパウロに住む動物好きのある女性には、5年ほど前から毎日欠かせない日課があるという。それは、彼女が作る餌をねだりに、決まって夜9時半にやって来る1頭の犬との“待ち合わせ”。自宅近くで迷っていたように見えたその犬に餌をあげるようになってから、毎晩決まった時間に近くの路上で会うようになり、犬は袋入りの餌を彼女からもらうと、必ず全てを食べ切らずに持ち帰っていくそうだ。実はそこには。その犬の大きな事情があった。 英紙デイリー・メールなどによると、毎日餌のやり取りを行っているのは、サンパウロに住むルシア・ヘレナ・デ・ソウザさんと、彼女の家から約6キロ離れた廃品置き場で生活している、“リリカ”と呼ばれるメスの犬。2012年9月に紹介したブラジル放送局のニュースサイト「G1 globo.com」の説明では、ソウザさんとリリカが顔を合わせるようになったのは、いまから約5年ほど前だという。もとも