第四回専門家会議の仲卸の不規則発言により、築地市場の事業者に対する嫌悪感が私の周囲では多く聞かれるようになりました。 その関連からか「もう市場は要らないんじゃないか」という、いわゆる市場不要論まで流れだしており、私としては、その話題には待ったをかけたいなと思う状況です。 じつは私自身も流通論を学ぶまでは「ネット通販のような直接取引が増えれば市場は不要なのではないか」という意見を持っておりました。しかし、色々学んだ結果、やはり卸売市場は必要なのではないかという意見に変わりました。 そこで今回は卸売市場の社会的な意義について図解したいと思います。 卸の普遍的役割と卸売市場の社会的意義について TVなどで築地市場移転の議論がなされるとき、著名人の中にも「そもそも中央卸売市場が必要なのか」と仰る方がおられます。私の記憶では橋下徹さんや堀江貴文さんなどが仰っていたと思います。 これらの方々が本気で市