『自分のなかに歴史をよむ』 阿部勤也 (グーグル画像より) という古い新書を読んだ。 「自分のなか」と「歴史」という言葉に惹かれたのだった。 (阿部勤也さんは有名な歴史学者で、ご専門は中世のヨーロッパ) 中世のヨーロッパには興味はないので阿部さんの著作を読んだことはなかったが、 この本は著者がなんでどのようにして中世のヨーロッパを研究をするようになった かを、子ども時代にさかのぼり自伝的に語りかけるよう書かれていた。 なんでも修道院、尼さんが身近なキリスト教的な環境で育ったという偶然だった とのこと。 (生意気だったころ、「歴史に残るような発明・発見は、○○がやったとなっているが△△だった かもしれない。早かれ遅かれ誰かがやったに違いない。それが歴史の必然…」と考えていた。 それはいまも変わらない。そうだけど屁にもならぬつまらない考えだと、思うようになった) ある人が、なぜ今あるようにあ