0. 短いまとめ OpenSSL-1.1.0dに脆弱性(CVE-2017-3733)が見つかり、Encrypt-Then-Mac と renegotiation を組み合わせて crashさせることができました。 この脆弱性は、仕様の準拠不足や不適切な変数の cast などが原因でした。 TLS1.3ではこういう落とし穴が少なくなるよう機能の根本的な見直しが行われています。 1. はじめに 先週 OpenSSL-1.1.0d に対してセキュリティアップデートがあり、 Encrypt-Then-Mac renegotiation crash (CVE-2017-3733)という脆弱性(Severity: High)が公開されました。 対象となった 1.1.0 は、昨年2016年8月にリリースされたOpenSSLの新しいリリースブランチです。1.1.0ではAPIの大幅変更もあり、まだあまり普及
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