東日本高速道路など高速6社は10日、2011〜13年に高速道路を逆走した車を調べた結果、65歳以上が運転する車が68%を占めたと発表した。各社は、逆走が多いインターチェンジ(IC)に大型看板を設置するなど、重点的に対策を進める。 各社によると、3年間に逆走していて車を止められるなどした事例は541件に上り、死亡事故も12件あった。65歳以上の運転者が目立ったほか、認知症が疑われる人も37%に上った。 発生場所ではICやジャンクションが半数を占め、中でも高松自動車道の坂出IC(香川県)が5件、長崎自動車道の諫早IC(長崎県)と多久IC(佐賀県)が4件と多かった。西日本高速によると、料金所を過ぎた分岐点で進路を間違え、逆方向に進もうと逆走した事例が多かった。