Cold Spring Harbor Laboratory のミーティングシリーズの一つ、Systems Biology: Networksに行ってきました。基本的にClosedなミーティングなので、ここでは、論文として公開されている情報にポインタが張れるレベルの内容を記載します。(興味がある方は、私が理解した&覚えている範囲でお伝えしますので、個人的に連絡ください。CSHのミーティングでは、personal communicationでの伝達は認められています) 私自身は主として生命科学に応用を持つアルゴリズムやソフトウエアの開発が主な研究対象なので、Systems Biologyを専門にしているわけではありません。そういう意味で、今回のミーティングは、私の研究にぴったり合っている内容ではありませんでした。それでも、自分が開発した手法がどのように活かせるか、どのような手法を開発するのが良
東大安田講堂で行われた講演会 『ワトソンとスタイツが語る、未来の生命科学 DNA→RNA→?』 に行ってきたレポ。 記録したけどアウトプットする場が無かったので、ブログを立ち上げてみた・・・継続するかどうかは不明。 ワトソン(James D. Watson)とは、生物の教科書に必ず出てくるDNAの二重らせん構造を解明した研究者。 1962年にノーベル医学・生理学賞を受賞。 そしてスタイツ(Joan A. Steitz)はあまり一般には有名ではないけれど、「働くRNA」を発見し、生命科学界に衝撃を与えた女性研究者。 講演は スタイツ→ワトソン→ディスカッション の順番。 スタイツの内容は・・・専門的な内容だったので、割愛。 電子顕微鏡でDNA、RNA、Spliceosomeが撮像できるんだ、ってのには驚いたけど、残念ながら寝てる人も多数。 あとSpliceosomeの活性中心にtRNAが入る
今日の統計数理研究所のセミナーは大変面白い内容だった。面白いなんて書くと、演者の先生方に失礼になってしまうかもしれないが、大変勉強になった1日だった。前まではセミナーなどに参加しても、本当に役に立ったなぁという発表が1つか2つで、後は全然関係なかったり、チンプンカンプンだったりするのだが、今回はかなり皆さん分かりやすく、最新の研究内容を含めて話してくださったので、大変有意義な1日だった。 中でもアラバマ大学からわざわざ来てくださっていた安井先生の発表は、プレゼンテーションのうまさと、人をひきつける話題を盛り込んで、いろんな意味で勉強になった。安井先生は、京都大学出身でその後、アメリカの研究機関をいくつか経験されて、現在はアラバマ大学のPublic Health の教授だそうだ。アメリカではPublic Healthというと、かなり力のある部門らしい。国が疫学などに力を入れているので、予算を
統計数理研究所のセミナーに参加。ここでは文献のみにしようかと思ったが、せっかくなのでセミナーのサマリーも掲載。 ■10:30-11:10 石井 信 先生(奈良先端大・情報科学) マルチクラス分類器の構成法と癌マイクロアレイ分類への応用 Classificationの手法として、2値分類を複数組み合わせた分類器をつくり、多値問題を解決する、という もの。これまでの手法では、サンプルはそれぞれ独立という過程のもとであったが、サンプル間の相関を考慮に入れて、 重み付けをしてアルゴリズムに組み込むことで、分類器の精度を向上させたという内容。コンセプト的には、識別能力の 低い分類器の組み合わせ、ということで、AdaBoostとコンセプトは同じといえるでしょう、とのこと。 ■11:20-12:00 冨田 秀太 先生(名古屋大・医) 発現プロファイル解析に基づく肺癌分類と臨床分子病態との相関 アジレント
2005/12/15-16 に京都で開催された KEGG 10 周年シンポジウムに参加. International Symposium From Genomics to Chemical Genomics: 10th Anniversary of KEGG International Symposium From Genomics to Chemical Genomics: 10th Anniversary of KEGG -Program- KEGG: Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes 講演は,NCBI や EBI からの招待講演(一日目)と KEGG や金久研にゆかりのある方々の講演(二日目)の二部構成. Opening. Kenichi Matsubara, President, DNA Chip Research Inc. 京大総長と
Binary 2.0カンファレンス 2005 発表資料とレポート Binary 2.0 カンファレンス 2005 は大盛況のうちに無事終了いたしました。開催にご協力いただいた皆様、スピーカーの皆様、参加していただいた皆様、大変ありがとうございました。 当日の発表資料とレポートをこのエントリでまとめています。参加報告などはこのエントリへのトラックバックで受け付けています。よろしくお願いいたします。 Binary 2.0 時代の到来 - 高林哲プログラムはなぜ Mona OS で動くか?fork?何それ? - ひげぽんDynamic Programming Language C -- 私は誰? - 浜地慎一郎g++と例外キャッチボール - 中村孝史G-Inspector -- GTK+ ランタイムインスペクション - 青笹茂実行時自己書き換え佳境 - 首藤一幸ハードコアバイナリアンへの道 -
日本から出している生物学系の賞は案外知名度が低いのではなかろうか? 国際生物学賞International Prize for Biologyは昭和天皇のご在位60周年を記念して創られた賞で、学術振興会が母体となっている。 第21回目となる今年は、シンガポール国籍でロックフェラー大学のNam-Hai Chua博士という方に与えられた。 ご業績をごくごくかいつまんでいうと、植物の形作りの分子生物学的研究ということになる。 昭和天皇は生物学者としても知られており、とくに系統分類という応用面からは一番遠い学問をご研究されていた。 皇族方が為される学問は応用的でない方がよいくらいであろう。 午前11時半からその授賞式が学士院で開催され、今上天皇皇后両陛下がご臨席された。 招待客は学士院関係を中心とし、私のような若造はほとんどいない。 この辺が知名度に関係するのかと思う。 残念ながら受賞パーティーに
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