NeoHaskell is a dialect of Haskell that is focused on newcomer-friendliness and productivity. It is designed to be easy to learn and use, while also being powerful enough to release your app with minimum effort and maximum confidence.
はじめに ここ1年ぐらいかけて、Fixという名前のプログラミング言語を作っています。 コアとなる機能の実装がある程度落ち着き、実際にFixを使ってプログラムを書けるようになってきたので、そろそろ言語の紹介をしてみようと思います。 本記事はFixのチュートリアルではなく、どういう思想で設計されていて、どういう特徴を持つ言語なのか、という点を紹介するものです。 意見・提案・助言などをいただけるとうれしいです。 リポジトリはこちらです。 ※ コメントやコミットメッセージは一応拙い英語で書いていますが、日本語でissueを立てたりdiscordで意見・質問してもらっても大丈夫です。 ※ 急いで作った部分もあるため、コンパイラのコードは結構汚いです。ご容赦ください。 現状、Fixをローカルで実行するためにはLLVMのインストールが必要で時間がかかりますが、Fix playgroundを使えばブラウザ
はじめに Haskellでは、ListやTreeがよく取り上げられる一方で、グラフの話題はあまり出てこないことがあります。これは、ListやTreeには適切な始代数があり、それに応じたコンストラクタ(パターンマッチング)がうまく機能するためです。しかし、グラフ構造でも実はmatch関数を使ったパターンマッチングで、驚くほど簡潔に各種のアルゴリズムを実装できます。 グラフの基本構造 まず、グラフの基本構造を以下に示します。 import Data.List import Data.IntMap.Strict (IntMap) import qualified Data.IntMap.Strict as IM type Gr a b = IntMap (a, IntMap b) type Node = Int type LNode a = (Node, a) type Edge = (Node
Haskellのカレンダー | Advent Calendar 2022 - Qiita に参加させていただきます! 突然ですが Haskell でダイクストラ法を実装します。 ダイクストラ法は重み付きグラフで最短経路問題を解くアルゴリズムのひとつです。ダイクストラ法 - Wikipedia に詳しい解説があります。 ダイクストラ法は、重み付きグラフにおいて、その重みに負の値がない・・・つまり重みが正であることを前提にしています。この構造上の仮定によって、貪欲的手法を取ることができるのがその特徴で、結果ベルマン・フォード法などの汎用的なアルゴリズムよりも計算量的に有利になります。 ダイクストラ法では、始点から各頂点への到達コストを最初に \infty と置いて、そこから緩和操作によって徐々にそれらを最適コストまで収束させていくわけですが、このとき グラフの頂点集合からその時点で最小のコスト
この記事は、CAMPHOR- Advent Calendar 2021 の7日目の記事です。 「アルゴ式」というプログラミングを学んで実践できる非常に良質なWebサービスがあります。 アルゴリズムについて解説された教科書だけでなく、実際にプログラミングを書いて提出してオンラインでジャッジしてくれるシステムを備えた練習問題も用意されているのが特徴です。さらにこのオンラインジャッジシステムは多くのプログラミング言語に対応しており、その中にはHaskellも含まれています。 今回はこのアルゴ式を読むにあたって練習問題をHaskellで解くために必要になりそうな知識についてまとめました。アルゴ式は現在ベータ版なので将来的な変更で変わってしまうものもあるかもしれませんが、2021年12月現在の練習問題を全てHaskellで解いた上で必要になったものをまとめているので参考にしていただけると幸いです。
Skip to the content. Haskell入門 従来の言語では問題を部分化する方法について概念的な限界がいくつかある。関数型言語はこれらの限界を押し広げるも のである。 なぜ関数プログラミングは重要か 関数プログラミングを習得するには,これまで命令プログラミングで培った技術はいったん忘れ,真っ白な気持ちで臨む必要があります。関数型の山を登るためには,命令型の山を降りなければなりません。 第1章 関数プログラミングは難しくない! Haskellは理解すれば理解するほどきれいに書けることを約束してくれます。信頼してください 常にパターンを探しましょう。単純になるとき、またその時だけそれらを抽象化するのです 辛抱強く抽象化を正しく理解しましょう。もしそれが出来たならすべてのことが魔法のようにつじつまが合うようになるでしょう。 実装そのものが設計図となります … Haskell Ma
技術書典で購入した本をちょっと不思議なPDFリーダーで読んでみませんか? Acrobat Readerや、Kindleとはひと味違った読書を可能とします。 【ビルド済みソフト(Windows)】 https://polymony.net/2020/12/19/post-3765/ 【動画など】 https://github.com/polymonyrks/poppyS/blob/master/READMEJP.md 自然言語にもシンタックスハイライト的な何か(着色)を試みるものです。 難しい文書、読む気すら起こらない文書を攻略できます(速読・精読)。 技術書典10に合わせてビルド済みソフトを用意できました。 ぜひ、ご自身で体験してみてください。 (本書を買わなくてもソフトは動かせます、本書には着色戦略が書かれています) 【扱う内容】 * 自然言語への着色による視認性向上の可能性 * 具体的
最近、圏論とプログラミングという素晴らしい資料を拝読しました。圏論とプログラミング愛に溢れる資料で読んでいて目頭が熱くなりました。そうだよな・・・プログラマにも圏論いるよな・・・ ただ、自分にとって残念だったのは、資料で説明用に選択されたプログラミング言語が「Haskell」だったことです。もちろんHaskellは素晴らしい言語です。ただ、自分にとってHaskellは外国語なのでちょっと理解が難しいのです。なのでこの資料が「Scala」で書かれていたらと夢想せずにはいられなかったのです。 Scalaと言えば昨年末にScala3のリサーチコンパイラのDottyがFeature Completeを宣言しました1。この宣言で新機能の追加は終了して、あとは2020年末のリリースに向けてひたすら品質を上げていく段階に突入しました。つまり、ようやく次世代のScalaが全貌を現したということです。 ここ
For my Browserling startup I decided to use Haskell to write Windows software that manages the browsers. As I haven't written much about Haskell here on catonmat before, I decided to do a small write-up on how to create a TCP server in Haskell. To keep the article simple, this TCP server will just listen on the given port on command line and execute some simple commands. Sidenote - People often as
Project Eulerの81は左上から右か下だけに動いて右下までの、一番値が小さいルートを見つける問題。総当りでやろうとしたが、迷路が80x80で組み合わせが 通りなので全然無理だった。 最短経路を見つけるうまいアルゴリズムにダイクストラ法がある。ということでダイクストラ法を使って最短経路を求めよう。 Haskellでライブラリがあるのかわからないが、パッとググったところ見つからなかったので自作してみた。Data.Graphはこういう用途で使えるんだろうか…わからん。 グラフを表す情報にノードとエッジがあるけど、最短経路を求めるための入力としてはノード自体は特に情報は必要なくて、エッジ(有向グラフで、元ノードとターゲットノードとコスト)だけで十分。 dijkstra :: pos -> pos -> [(pos, cost, pos)] -> (cost, [pos]) dijkstr
--Haskell演算子、中置記法の記号の読み方 ! -> アレーのインデクス。(!) :: Ix i => Array i e -> i -> e ! -> 正格(strict)フラグ。foo !x -> foo strict x。とか !! -> リストのインデクス。(!!) :: [a] -> Int -> a $ -> カッコのかわり ($) :: (a -> b) -> a -> b $! -> カッコのかわりの正格バージョン。$!以降が先に評価される && -> 論理積。(&&) :: Bool -> Bool -> Bool () -> カッコ。ユニット型。() :: () * -> 掛け算。(*) :: Num a => a -> a -> a *,#,?,??,~ -> カインド。型制約 *>,<*>,<* -> アプリカティブ。Applicative f => f a
先日、Haskell 界隈で遅延評価によってデバッグがし辛いのはどんな時かと言う話があった。見た感じ、遅延評価によってデバッグのしにくさはそんなに変わらないと言う意見が結構あり、個人的には衝撃だった。僕自身は遅延評価にだいぶヘイトを溜めてる人なので、どういう状況でデフォルト遅延評価が嫌かを実感できる問題を作った。この問題を解けば、きっとヘイトを共有できるはずってわけ。一緒に地獄に落ちような。 なお、かなり主観に寄っていて、結構書き殴ってる部分が多いので、厳密な議論をするにはあまり良い例ではないかもしれない。個人的には、備忘録的な意味合いも強くて、今まで詰まったやつをまとめておくかみたいな感じでもある。 先に結論を書いておくと、 プログラム自体が大きくて [1] 複雑な制御構造をしていて (optional) 以下のいずれかの条件を満たす 遅延評価を機能として使っている デバッグ対象が効率に
HaskellコンパイラのGHCに付属する対話形式のコンパイラ、GHCiの基本的な使い方です。さらに詳しいドキュメントは、Haskell.jp1、公式ドキュメントを参照してください。この記事を書くにあたって使ったGHCのバージョンは8.6.5です。 起動 GHCiにパスが通っていれば、ghciとコマンドラインに叩くだけで起動できます。 λ> ghci GHCi, version 8.6.5: http://www.haskell.org/ghc/ :? for help Prelude>
Haskellの文字列型について Haskellの文字列型には色々あります。標準の String のほかに Text や ByteString があり、Text と ByteString はそれぞれstrictとlazyの2種類ずつあります。 Haskellを学びたての方はこれを知ると「なんでこんなに色々あるんだ?Haskellはクソなのか?」と思われるかもしれません。 ですが、それぞれの文字列型にはちゃんと存在意義があります (まあ String は標準であること以外取り柄のないクソですが……)。この記事ではそれぞれの型の特徴と使いどころを解説します。 ここで説明する対象は、主に以下の型です。 String Text 系 strict Text (textパッケージ) lazy Text (同上) ShortText (text-shortパッケージ) ByteString 系(byte
Haskellの多相型システムでは、型をパラメーターとして取る型を定義することができる。この拡張として、GHC拡張の型レベル自然数を使うと、自然数をパラメーターとしてとる型を定義することができる。 型レベル自然数を使うには、GHC拡張の DataKinds を有効にして、 GHC.TypeLits モジュール(もしくは GHC.TypeNats モジュール)をimportする。 この記事で説明するのは基本的に、GHC組み込みの Nat カインドを持つ型レベル自然数である。データ型として帰納的に定義される自然数については、比較のために紹介する程度にとどめる。 初級編 まずは、型レベル自然数の基本的な使い方を紹介する。 雰囲気を掴む 小難しい話に入る前に、GHCの型レベル自然数の雰囲気を見ておこう。 {-# LANGUAGE DataKinds #-} {-# LANGUAGE ScopedT
by Shuichi Ohtsu ビデオ解説(日本語) https://youtu.be/FLqdj87pE9U ビデオ解説(英語) https://youtu.be/aC3-Ur-mNM0 動作環境 WSL(Windows Subsystem for Linux)にインストールされたUbuntuにHaskellをインストールする方法をご紹介いたします。 Haskellは、関数を中心にしてプログラムを組み立てる、プログラミング言語です。 Haskellの概要や文法については、Referenceをご覧ください。 Ubuntuのアップデート まずWSL上のUbuntuを開きます。 まず、sudo apt updateを実行し、更新情報を取得します。 次に、sudo apt upgradeを実行し、システムを更新します。 最初にコマンドラインから cd /mnt/cと打ち込んでWindows C
これは言語実装Advent Calendar 2019の2日目の記事です。 私は少し前から、楽天技術研究所でEgisonの開発アルバイトをしています。入社してから初めての大きなプロジェクトとしてEgisonの構文を新しくするというのを担当しているので、その紹介と、設計/実装で悩んだ(でいる)ことなどを書こうと思います。 Egisonとは Egisonについて聞いたことがないという人はとりあえず公式サイトを見てほしいのですが、概要としては 表現力豊かなパターンマッチ(非線形パターン*1など) (上のパターンマッチを利用して実装された)数式処理システム を強みとし、プログラムや数式を簡潔に記述できることに重きを置いているプログラミング言語です。 これまでEgisonはS式(Lispのようなカッコが多い文法)の構文を持っていましたが、Lispに習熟している人を除く大抵の人にとってはS式はあまり読
ご来店ありがとうございます。 ラムダノートでは、Grahum Hutton氏によるプログラミング言語Haskellの定番教科書、 "Programming in Haskell" の改訂にあたる『プログラミングHaskell 第2版』(山本和彦訳)の発売を当直販サイトにて開始いたしました。 『プログラミングHaskell 第2版』(紙書籍+電子書籍)(税別3200円) 『プログラミングHaskell 第2版』(電子書籍のみ)(税別3000円) 「紙書籍+電子書籍」版のお求めでも、「電子書籍のみ」版のお求めでも、いますぐPDFのダウンロードが可能です。紙書籍については、8月22日(木)以降の発送開始を予定しています。書店(オンライン書店を含む)での紙書籍の発売も8月22日以降を予定しております。 なお、直販サイトでのお求めにあたってユーザ登録などは不要です(ただ、ユーザ登録をしていただくと、
Web上にあるほとんどのHaskellチュートリアルは言語についてのマニュアルのような教え方をしようとしているようです。それらには言語の文法、概念が少し載っていて、読者に対話環境でいくつかの簡単な関数を作るように指示します。よく機能する有用なプログラムの書き方は大抵最後にまわされるか、そもそも省かれていたりします。 このチュートリアルは違う方針を取ります。コマンドライン引数解析から始めて、完全に機能するR5RS Schemeのかなり大きなサブセットの実装まで進みます。道すがら、Haskellの持つI/O、mutable state、dynamic typing、エラー処理、そして構文解析機能を学びます。このチュートリアルを終える頃には、あなたはHaskellとScheme両方がかなり良くわかるようになっているはずです。 このチュートリアルの対象読者は主に以下の2種類です。 LispかSch
Haskellらしさって?「型」と「関数」の基本を解説!【第二言語としてのHaskell】 第二言語としてHaskellを学ぶ道案内。開発環境の準備から、Haskellらしいプログラミングの考え方まで、Haskell-jpのigrepさんが丁寧に解説します。 こんにちは。Haskell-jpの山本悠滋です。 この記事では、すでにプログラミング経験のある方向けに、第二言語としてHaskellを学ぶ道案内をしていきます。 環境の準備や、自明なサンプルプログラムの紹介にとどまらず、Haskellらしいプログラミングの考え方も伝えていく予定です。 Haskellについて Haskellというと、「関数型」というキーワードが思い浮かぶ方も多いと思います。 確かにHaskellは、すべての関数がカリー化されており、それらを組み合わせてプログラムを書いていく関数プログラミングがしやすい言語です。 しかし
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