潜水艦などの水中を進む乗り物は、水の大きな抵抗によって高速で移動できません。一方、タコのような海洋生物は独特な機構によって水中にも関わらず高速移動を実現しています。 サウサンプトン大学の研究者らは、タコを模すことで水中で高速移動できる装置を開発しました。 サウサンプトン大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、シンガポールMITアライアンスの研究者が開発したこの装置は、タコを模した水を吐き出すことで高速移動ができます。 映像を見ると、膨らんだ装置は水中でしぼむことで水を噴き出して水の中をスーっと進んでいます。 まるでおもちゃのような装置ですが、研究者はこの装置の性能は潜水艦とは比べ物にならないと主張しています。スピードは非常に速く、53%というエネルギー効率を達成しているといいます。 最終的には、この装置の原理を利用して遠隔操作潜水艦や自律潜水艦を開発することを目指しています。 sourc